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「過信したらコートジボワールにやられる」と警鐘を鳴らす長友

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 後半16分にDF今野泰幸と交代で左SBに入ったDF長友佑都(インテル)の目には、ベンチから見ていた前半は“危険”な要素が散りばめられていると映っていたようだ。

「前半、あれだけチャンスをつくりながら得点を決めないと厳しい。3、4点は取れていたんじゃないか。W杯でも、特に初戦のコートジボワール戦では相手に隙があると思うが、そこで決めないと、昨日みたいにカウンターでやられたりという形が出てくる」

 もちろん、W杯出場国に3-1で勝ったという結果についてはネガティブな感情はない。

「北中米カリブ海予選では、メキシコが4位で苦戦したりする中、コスタリカは予選2位でW杯に出ている。そういう国に対して結果がしっかり出たことは、良かった」という評価はある。ただ、「これで気が抜けたり、浮かれたりすると、コートジボワールにはやられるかなと思う」と過信を戒めるのだ。

 一方で、後半の3得点のクオリティーには満足感を漂わせた。

「ヤットさん(遠藤保仁)、(柿谷)曜一朗、(香川)真司がしっかり決めてくれた。あれだけ決めてくれればどんな相手にも必ず(勝利の)チャンスが見えてくると思う」

 “どんな相手にも”という物差しを持っているのは、インテルで過ごしてきた3年半の日々があるからだ。

「世界で勝つためにはどういうレベルのサッカーをしなければいけないか。一人ひとりがどういうレベルであるべきか、チームがどういうレベルであるべきか。インテルでやらせてもらって、その物差しが明確に見えるようになっている」

 だからこそ、コスタリカ戦での勝利を過信してはいけないという気持ちは強い。

「コートジボワールは個々のレベルが高い。特にジェルビーニョ(ローマ)やドログバ(ガラタサライ)は昨日(のコスタリカ)とはレベルがかけ離れている」と引き締めを怠らない。

 試合後はFW本田圭佑、FW香川真司との“トップ3反省会”を開いた。今はまだ“各論”を洗い出している時期だからか、詳細は明らかにしなかったが、「僕らのサッカーができれば必ず強豪国にも勝利できるが、一人でもその意志がぶれるとダメということは確認した」と説明した。

 コスタリカ戦での長友のプレーは、さすがのレベルを見せていた。対峙する相手が一人であろうが2人であろうが、クロスをカットされる場面はほとんどなく、一度だけ相手に当たった場面ではCKを得た。自身2度目のW杯で、どこまで伸びていくのか、その部分でも楽しみなのが長友だ。

 骨のある相手との試合はコスタリカ戦が最後。残り10日間でやるべきことを見つめ、表情を引き締めた。

(取材・文 矢内由美子)

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