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延長後半AT投入のGKクルルがPK2本ストップ!!オランダがコスタリカを下し2大会連続4強へ

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[7.5 ブラジルW杯準々決勝 オランダ0-0(PK4-3)コスタリカ サルバドル]

 ブラジルW杯は5日(日本時間6日)、準々決勝を行い、オランダ代表がPK戦の末、コスタリカ代表を下し、2大会連続の4強入りを決めた。試合は0-0のまま延長戦でも決着が付かず、PK戦へ。延長後半アディショナルタイムに投入されたGKティム・クルルが2本ストップする活躍を見せ、オランダがPK4-3で競り勝った。9日の準決勝ではアルゼンチンと対戦する。

 オランダは決勝トーナメント1回戦のメキシコ戦で負傷交代したMFナイジェル・デ・ヨングが欠場したほか、DFポール・フェルハーフもベンチスタートとなり、先発2人が代わった。DFブルーノ・マルティンス・インディが3試合ぶりに先発。FWメンフィス・デパイは今大会初先発となった。
 初のベスト8進出となったコスタリカは決勝トーナメント1回戦のギリシャ戦で退場処分を受けたDFオスカル・ドゥアルテが出場停止。代わってDFジョニー・アコスタが今大会初先発で3バックの右CBに入った。それ以外はギリシャ戦と同じ先発メンバーとなった。
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 両チームが守備時は5バックになる3-4-2-1のシステムを採用。鋭いカウンターを武器に大会を勝ち上がってきたチーム同士の対戦は、互いにリスクを冒さず、慎重な立ち上がりとなった。徐々にオランダが両サイドを広く使いながらコスタリカ陣内に押し込むが、GKケイラー・ナバスがまたしても立ちはだかった。

 前半22分、左サイドからデパイ、FWアリエン・ロッベンとつないで、右サイドのFWディルク・カイトまで展開。カイトがマイナスに中央に戻し、デパイのスルーパスからFWロビン・ファン・ペルシーが左足でシュートを狙うが、ナバスが体を張って防ぐ。こぼれ球に詰めたMFヴェスレイ・スナイデルのシュートもナバスにキャッチされた。同29分には中盤でのパスミスを奪ったファン・ペルシーからデパイにラストパスが通るが、左足のシュートはナバスが右足1本でセーブした。

 10人で延長戦を耐え抜き、PK戦の末、ギリシャに競り勝った決勝トーナメント1回戦の勢いそのままに当たりに当たるナバスの牙城を崩せないオランダ。前半39分、絶好の位置でFKのチャンスを獲得すると、スナイデルが右足で直接狙ったが、ナバスが鋭い反応を見せ、右手1本で弾き出した。同42分にはロッベンのスルーパスに走り込んだファン・ペルシーよりも一歩早くボールに追いつき、しっかりと抑える。コスタリカの前半のシュート数はわずか1本。セットプレー以外で好機を見い出せずにいたが、守護神が好守を連発し、前半を0-0で折り返した。

 攻め疲れからか、後半に入るとオランダも前半ほどには決定機をつくれなくなる。逆にコスタリカがカウンターやセットプレーでゴールを脅かすシーンをつくり始めるが、オランダの守備陣も集中力を切らすことなく落ち着いて対応。試合は互いにゴールが生まれないまま膠着状態に入った。コスタリカは後半21分、FWジョエル・キャンベルに代えてFWマルコ・ウレーニャを投入。オランダは後半31分に最初のカードを切り、デパイに代わってFWイェレマイン・レンスがピッチに入った。

 ファウルでしかロッベンを止められないコスタリカ。後半37分にはロッベンのドリブル突破がFKを獲得し、左45度の位置からスナイデルが直接狙ったが、惜しくも左ポストを直撃した。同39分、右CKのこぼれ球を拾ったファン・ペルシーがPA内で鋭い切り返しを見せ、角度のない位置から右足を振り抜くが、またもナバスがセーブ。どうしても1点を取り切れなかった。

 後半44分にはスナイデルの左クロスに右足で合わせようとしたファン・ペルシーがまさかの空振り。後半アディショナルタイム、DFダレイ・ブリントの左クロスがゴール前の混戦を抜け、ファーサイドのファン・ペルシーが右足で狙った。ゴールは無人だったが、ゴールライン上に立っていたMFジェルツィン・テヘダが左足に当てたボールはクロスバーに跳ね返る。コスタリカが気迫のディフェンスを見せ、ゴールを死守。0-0のまま90分を終え、試合は延長戦に突入した。

 延長戦に入ると、コスタリカの選手の足は完全に止まり、完全にオランダペースとなった。しかし、15分間攻め抜いたオランダにゴールは生まれず、延長前半は終了。延長後半開始からインディに代えてFWクラース・ヤン・フンテラールを投入し、システムも4-4-2に変更する。DFを1枚減らして前線の枚数を増やし、ファン・ペルシーとフンテラールが2トップを組んだ。両チームが気力を振り絞り、1点を目指した延長後半の15分。しかし、延長後半12分、コスタリカはウレーニャがカウンターから絶好機を迎えるも、シュートはGKヤスパー・シレッセンの好セーブに阻まれる。オランダも同14分、スナイデルの右足ミドルがクロスバーを叩いた。

 PK戦突入が濃厚となった延長後半アディショナルタイム、オランダは最後の交代枠を使う。シレッセンに代わってGKティム・クルルがピッチへ。PK戦を見据え、GKを交代した。直後に延長後半終了のホイッスル。試合はPK戦にもつれ込んだ。

 すると、そのクルルが起用に応えた。先攻のコスタリカ2人目、FWブライアン・ルイスのキックを見事にセーブ。さらに5人目のDFマイケル・ウマーニャのキックも横っ飛びで弾き出した。この瞬間、4人目まで全員が成功させていたオランダの勝利が決定。PK4-3で準決勝進出を決めた。

(取材・文 西山紘平)

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