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アルゼンチンが24年ぶり決勝へ!!PK戦でオランダ下し28年ぶりVに王手

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[7.9 ブラジルW杯準決勝 オランダ0-0(PK2-4)アルゼンチン サンパウロ]

 ブラジルW杯は9日、準決勝を行い、サンパウロスタジアムで2大会連続の決勝進出を目指すオランダ代表と6大会ぶりの決勝を狙うアルゼンチン代表が対戦した。試合は0-0のまま延長戦でも決着が付かず、PK戦に突入。PK4-2でアルゼンチンが死闘を制した。アルゼンチンは、準優勝だった1990年大会以来、6大会ぶりの決勝進出。1986年大会以来、28年ぶり3度目の優勝を懸け、13日の決勝でドイツと対戦する。オランダは12日の3位決定戦でブラジルと対戦することになった。

 オランダは決勝トーナメント1回戦のメキシコ戦で負傷交代したMFナイジェル・デ・ヨングが2試合ぶりに先発復帰。準々決勝のコスタリカ戦に先発したFWメンフィス・デパイがベンチスタートとなり、デ・ヨングが中盤の底に入った。アルゼンチンは準々決勝のベルギー戦で負傷したMFアンヘル・ディ・マリアが欠場し、代わってMFエンソ・ペレスが今大会初先発。左SBのDFマルコス・ロホは出場停止明けで、2試合ぶりに先発復帰した。
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 試合前、7日に亡くなったレアル・マドリー名誉会長でアルゼンチン出身のアルフレッド・ディ・ステファノ氏に黙祷が捧げられた一戦。アルゼンチンの選手たちは喪章を付けてプレーした。

 試合は中盤でのせめぎ合いが続く静かな立ち上がりとなった。オランダは前半13分、MFヴェスレイ・スナイデルがミドルシュートを狙うが、枠外。アルゼンチンも同15分にペレスが獲得したFKのチャンスにFWリオネル・メッシが左足で直接狙ったが、壁の横を抜けたシュートはGKヤスパー・シレッセンの正面を突いた。

 その後も互いにチャンスらしいチャンスをつかめないまま時間が過ぎる。両チームともに前線にボールがおさまらず、攻撃が中央に偏り、決定的な形をつくれなかった。オランダはアンカーのデ・ヨングが時に自分のポジションを離れてでもメッシのマークに付き、自由を与えない。一方で準々決勝のコスタリカ戦でPK戦まで戦った影響か、全体的に運動量が上がらなかった。前半のシュート数はオランダが1本、アルゼンチンが3本。枠内シュートはメッシの直接FK1本という45分間だった。

 オランダは後半開始からDFブルーノ・マルティンス・インディに代えてDFダリル・ヤンマートを投入。ヤンマートは右サイドに入り、FWディルク・カイトが右サイドから左サイドへ、DFダレイ・ブリントが左サイドから3バックの左センターバックへそれぞれポジションを移した。

 オランダは後半5分、スナイデルが直接FKを狙うが、ゴール上へ。膠着状態が続き、それまでメッシを巧みに封じてきたデ・ヨングが故障明けということもあり、後半17分で交代。代わってMFヨルディ・クラーシを投入し、そのまま中盤の底に入った。ピッチ上には雨も激しく降り始め、試合は1点勝負となった。

 アルゼンチンは後半30分、右サイドを抜け出したペレスのアーリークロスにFWゴンサロ・イグアインが飛び込むが、右足で捉えたシュートはゴール右へ外れる。ようやくサイドからチャンスをつくったが、決め切れなかった。後半37分にベンチが動く。ペレスとイグアインを下げ、FWロドリゴ・パラシオとFWセルヒオ・アグエロを投入。グループリーグ最終戦のナイジェリア戦で負傷交代したアグエロは3試合ぶりの復帰となった。

 時間が経つにつれ、オランダの選手の疲労度はみるみる増していった。FWアリエン・ロッベンのドリブルにはいつものキレがなく、FWロビン・ファン・ペルシーも腰に手を当てるシーンが目立ち始めた。後半アディショナルタイム、カイトの縦パスをスナイデルがワンタッチで流し、ロッベンがPA内に走り込むが、左足のシュートはMFハビエル・マスチェラーノがスライディングタックルでカット。千載一遇の好機を生かせず、試合は0-0のまま延長戦に突入した。

 延長前半6分、オランダは最後の交代カードを切る。ファン・ペルシーに代わってFWクラース・ヤン・フンテラールがピッチへ。これで交代枠を使い切り、準々決勝のコスタリカ戦のようなPK戦直前のGK交代はなくなった。アルゼンチンも同11分にFWエゼキエル・ラベッシに代えてMFマキシ・ロドリゲスを投入し、3枚目のカードを切った。延長後半12分、メッシが右サイドを突破し、ゴール前にクロスを上げるが、ロドリゲスのシュートはミートせず。延長戦を含め120分間を戦ってゴールは生まれず、PK戦にもつれ込んだ。

 先攻のオランダは1人目のDFロン・フラールのキックがGKセルヒオ・ロメロに阻まれ、いきなりの失敗。後攻のアルゼンチンはメッシが冷静にシレッセンの逆を突き、ゴール左へ流し込んだ。オランダは3人目のスナイデルもロメロに止められ、万事休す。アルゼンチンは4人目のロドリゲスまで全員が成功し、PK4-2で勝った。

(取材・文 西山紘平)

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