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[クラブユース選手権U-18]サッカーライター・森田将義氏によるグループG、H展望「横浜FM、G大阪、大宮に差のない激戦区・グループG」

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第38回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会


 グループCに並ぶ激戦区がグループGだ。昨年の準決勝で対峙した横浜F・マリノスユースガンバ大阪ユースに近年、アカデミーが結果を残す大宮アルディージャユースが絡むという構図が予想されるが、三者に差はない。ポールポジションにいるのはG大阪ユースか。「守備からアグレッシブに行きながら、例年以上に結果に拘っている」とMF嫁阪翔太が語るように、伝統の巧さに戦闘意欲を配合。自ら仕掛けるだけでなく、GK林瑞輝を中心とした堅守からのカウンターも備えている。DF初瀬亮、MF市丸瑞希岩本和希、FW高木彰人といった2年生も逞しさを増しつつあるのも好材料だ。

 大宮ユースは12年、13年と高円宮杯全日本ユース(U-15)サッカー選手権で2年連続準優勝、そして13年のJFAプレミアカップで優勝に導くなど大宮ジュニアユースを強豪へと引き上げた伊藤彰監督が今年からユース監督に就任。ジュニアユース時代の教え子でもあるたDF高山和真、MF松崎快黒川淳史、FW川田拳登を中心に指揮官が拘るポゼッションと戦うスタイルを展開する。横浜FMユースはプリンスリーグ関東では下位に沈むが、GK田口潤人、MF田崎遼太郎小松駿太和田昌士らタレントは揃っており、今大会で大暴れする可能性を秘めている。モンテディオ山形ユースも2種登録されているGK摂津颯登、プリンスリーグ東北で得点ランク上位に位置するMF佐藤匠ら実力者が揃うだけに番狂わせに期待したい。

 グループHは東京ヴェルディユースが一つ頭抜けた存在だ。サイドからの仕掛けが目を惹く右SB安在達弥、強さ・高さを備えた守備からの展開が光る三竿健斗、大型アタッカーの中野雅臣といった3年生に加え、2年生にもMF井上潮音、FW神谷優太という実力者が揃う。プレミアリーグEASTでは勝ちきれない試合が続くが、グループリーグ突破はノルマだろう。

 ベガルタ仙台ユースは技巧派ボランチ・茂木駿佑、U-16日本代表で主軸を張るMF佐々木匠らが中心。プリンスリーグ東北ではMF小山亮樹小林拓真らが得点を量産し、リーグ暫定1位の52得点を挙げる(7月21日時点)など攻撃の力はある。大分トリニータU-18は主将のCB佐藤昂洋を中心とした堅守が光り、プリンスリーグ九州ではリーグ最少失点を誇る(7月21日時点)。攻守にマルチな動きを見せるMF姫野宥弥、サイドからの仕掛けが目を惹くレフティーのMF岩田智輝ら2列目にも楽しみな選手が揃い、面白そうだ。北海道第2代表のサンクFCくりやまU-18は苦しい戦いが予想されるが、善戦に期待したい。

[写真]G大阪ユースはU-17日本代表のFW高木ら2年生も逞しさを増し、グループ突破候補の1番手


執筆者紹介:森田 将義(もりた・まさよし)
1985年、京都府生まれ。路頭に迷っていたころに放送作家事務所の社長に拾われ、10代の頃から在阪テレビ局で構成作家、リサーチとして活動を始める。その後、2年間のサラリーマン生活を経て、2012年から本格的にサッカーライターへと転向。主にジュニアから大学までの育成年代を取材する。ゲキサカの他、エル・ゴラッソ、サッカーダイジェストなどに寄稿している。
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