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独紙評価:香川は「努力するも成果が見えず」

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『キッカー』では単独最低点 酒井高には及第点

 24日に行われたブンデスリーガ第5節、ドルトムントシュツットガルトは、2-2の引き分けに終わった。ドルトムントMF香川真司とシュツットガルトDF酒井高徳はそれぞれ先発に名を連ね、フル出場を果たしている。

 数多くの負傷者を抱え調子が安定しないドルトムントと、4節まで勝ち点1で最下位に低迷していたシュツットガルトとの間で行われたこの一戦。シュツットガルトが2点を先行する展開となったが、ドルトムントが追い上げて2-2で試合を終えた。

 ドイツ『ビルト』では、ドルトムントのチーム平均採点は3.64。香川はDFルカシュ・ピシュチェク、ソクラティス・パパスタソプロス、MFケビン・グロスクロイツらとともに4と低めの採点をつけられた。ゴールを記録したFWチーロ・インモービレとFWピエール・エメリク・オーバメヤン、GKロマン・バイデンフェラー、初出場のMFジョゼフ・ジャウらが3で最高点に並び、DFネベン・スボティッチ、MFミロシュ・ヨイッチが5で最低タイだった。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)

 『キッカー』(チーム平均点3.5)は香川にチーム単独最低点4.5をつけた。得点者の2人は『ビルト』と同じ3を与えられ、スボティッチとパパスタソプロスも及第点の評価。単独最高点はヴァイデンフェラーの2.5だった。

 地元『ベストドイチェ・アルゲマイネ』(チーム平均点3.41)では、香川に対する採点は4。GKバイデンフェラーが2、ピシュチェク、グロスクロイツ、オーバメヤンが2.5と高く評価された。香川のプレーについては次のように記している。

「やや右からドルトムント最初の”シュート”を放ったが、(相手にとって)危なげないバックパスになってしまった。相手が寄せているのにも関わらず、ピシュチェクのクロスを胸でトラップし、ターンからのループシュートをクロスバーに当てた場面は見事だった」

「最前線に位置することが多かったが、それでトップ下が空いている状態となり、引いて守るシュトゥットガルトに対する配置に問題が生じている。全体的に努力したが、成果はそれほど見られなかった」

 一方、一時は2点リードを奪ったシュトゥットガルトの戦いぶりを、『ビルト』はチーム平均点2.91と高く評価。酒井高はほか3人とともに4と最低タイの採点がつけられている。単独最高点は第5節ベストチームにも選出されたディダビに対する1だった。

『キッカー』(チーム平均点3.4)は、酒井高のパフォーマンスにシュトゥットガルトDF陣ベストの3と平均以上の及第点をつけている。同メディアのマン・オブ・ザ・マッチに輝き、第5節ベストチーム&MVPにも選出されたディダビ(1.5)、若手FWティモ・ヴェルナー(2.5)に次ぐチーム3位タイの評価だった。
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