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[選手権予選]日大豊山の歓喜束の間・・・保善がAT決勝弾で8強へ:東京B

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[10.5 全国高校選手権東京都Bブロック予選2回戦 保善高 2-1 日大豊山高 駒沢第2]

 第93回全国高校サッカー選手権東京都Bブロック予選2回戦が5日に行われ、保善高が2-1で日大豊山高に勝利。東京朝鮮高と戦う準々決勝へ進出した。

 02年度、04年度に4強入りしている保善が劇的な勝利で8強進出を果たした。右サイドで突破力を発揮したMF吉楽徳馬(3年)や前線で闘争心溢れるプレーを見せていたFW大野慶彦(3年)、左利きの10番MF舟越裕哉(3年)中心に攻める保善は17分に吉楽の右足シュートがゴールを襲い、25分には右サイドを打開した吉楽のラストパスに大野が飛び込む。一方、やや守備の時間が長くなった日大豊山だが、要所を封じて相手に得点を与えない。そして29分に展開から右SB宮田潤(2年)がPAへ切れ込み、32分にはMF平沼壮介(2年)が右足FKでゴールを狙うなど攻め返した。

 先制したのは保善だった。後半17分、この日パンチ力十分の左足を見せていた左SB石井拡(2年)の右FKをファーサイドの大野が合わせて先制点。ただ追加点を与えなかった日大豊山は終盤に同点機をつくる。26分に平沼が右サイドへボールを動かすと、MF鶴田万葉(3年)がアーリークロス。35分にはCB牧大輔(2年)のFKにCB湊航太(3年)とFW坂口憲和(2年)が飛び込んでゴールネットを揺らしたが、これはオフサイドの判定でゴールを取り消されてしまった。

 それでもアディショナルタイム突入後の41分、日大豊山はMF高橋優(3年)がDFのギャップに出したスルーパスに反応したFW関直人(3年)が右足でゴールへ流し込んで同点ゴール。劇的な一撃を喜んだ日大豊山だったが、保善はその直後、交代出場のFW小澤和司(3年)のシュートのこぼれ球を舟越が押し込んで熱戦に決着をつけた。

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