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日本高校選抜選考合宿紅白戦、立正大淞南エースFW中島隆司がファーストゴール

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 日本高校選抜選考合宿は最終日の10日、紅白戦を行った。欧州遠征メンバー入りへ向けて誰もがアピールを狙っていた紅白戦。1本目にファーストゴールを決めたのはFW中島隆司(立正大淞南高3年)だった。

 6分にディフェンスラインの背後へ抜け出すと、GKとの1対1から右足シュートをゴール右隅へ流し込んだ。会心の表情でゴールを喜んだ中島はこの後もアピールを続ける。1トップのシステムが採用されたこともあって、1、2本目はいずれも出場時間は15分間のみ。アピールする機会は決して多くなかったが、その中で集中し、裏への抜け出しでチャンスに絡もうとする。そしてトップ下で出場した3本目には左SB小川明(履正社高)からのパスを中央で受けると、左前方へ狙いすましたスルーパス。これで抜け出したMF鈴木徳真(前橋育英高)がゴールを決めた。

 他にもバイタルエリアでボールを受けてスルーパスを通すなど、この日アピールに成功したひとりだった。立正大淞南のエース番号「17」を背負って臨んだ全国高校選手権は初戦の丸岡高戦で2ゴールをたたき出すなど8強進出に貢献。だが、準々決勝で流通経済大柏高に敗れ、「結果はベスト8ということで自分たちが目指している優勝には届かなかったので、非常に悔しさの残る大会でした」と振り返る。

 それでも、選手権の悔しさをこの高校選抜、そして大学サッカーでぶつけるつもりでいる。「悲願の日本一目指して阪南大学で。(阪南大は)インカレもベスト4だったので、その壁を越えて、日本一に貢献できるようにやっていきたいと思っています」と新天地での日本一獲得とそれに貢献することを誓った。

(取材・文 吉田太郎)
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