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高校で果たせなかった夢を大学で、流通経済大柏FW高沢優也「また日本一目指して頑張りたい」

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 流通経済大柏高のFW高沢優也(3年)は日本高校選抜選考合宿で結果を残した。9日の駒澤大戦では試合終了間際に右CKから決勝ヘッド。ベスト4へ進出した全国高校選手権から1か月後の合宿で「体力的に厳しかった」という中、見事にFWとしての“ノルマ”を果たした。高沢は続く10日の紅白戦でも3本目に混戦から胸で先制ゴール。前線でのボールキープ、攻守における空中戦の強さに加えて、得点力の高さをしっかりと示した。

「準決勝で負けてしまって悔しい思いをしてしまったんですけど、得られたものというのは個人的にもチーム的にもたくさんある」という選手権。2年時から流経大柏で出場機会を得ていたFWは有力なエース候補としてスタートした1年間で一時スタメン落ちを経験することもあった。

 それでもより取り組む姿勢を向上させて信頼を勝ち取ると、最後の選手権はエースとして臨んで2戦連発を含む3ゴール。献身的な守備を含めてチームを引っ張った。自身のPK失敗によって準決勝で敗れたことに悔いは残っているが、それでも目標に届かなかったからこそ、また新たな目標をもって再スタートすることができている。

「日本一獲っていないので、大学で日本一を獲りたいというのがある。また日本一目指して頑張りたいと思います」と高沢。大学で目標の日本一を勝ち取るためにまた努力を続ける。

(取材・文 吉田太郎)
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