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高校選抜候補唯一の1年生、京都橘FW岩崎悠人「去年達成できなかった全国制覇を」

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 相手の急所へ飛び込んでいく鋭い動きと、大学生相手にも当たり負けしないボールキープ、そしてテクニックと積極性。10日の最終日は違いを出すまでに至らなかったものの、京都橘高の1年生FW岩崎悠人はコーチングスタッフ陣を驚かせるような、1年生離れしたプレーで3日間の日本高校選抜選考合宿を終えた。

 12年度全国高校選手権準優勝、13年度同4強の京都橘で入学直後からレギュラー。4月の高円宮杯プレミアリーグWEST開幕戦で公式戦デビューしたFWは、第16節の首位・G大阪ユース戦の後半アディショナルタイムに決勝ゴールを決めるなどチームの逆転残留に貢献した。また京都府選抜の一員として出場した長崎国体では3位決定戦の後半終了間際に決勝点を奪うなどチームを3位へ導き、12月にはU-17日本代表メンバーに初選出されている。

 迎えた全国高校選手権でも初戦で2アシストを記録するなど、スピード豊かなドリブルなど力を発揮してチームもベスト8進出。「初めての選手権で1年生から出させてもらって、出れない3年生とかいるので結果で恩返ししようと思ったんですけど、残念な結果に終わってしまった。残念ですけれども、今までお世話になった人に最後まで諦めない、頑張ることで恩返しできたかなと思います」と力を出し切った大会について納得していた。

 今年の目標について「去年達成できなかった全国制覇を目指して頑張りたいですし、年代別代表でも頑張りたいと思っています」と宣言。次代の注目アタッカーが今年、京都橘、高校選抜、年代別代表チームでもフル回転で戦い抜く。

(取材・文 吉田太郎)
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