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中高で全国制覇経験した星稜の2年生守護神・坂口璃久「日々の練習を大切に」

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 日本高校選抜候補のGK坂口璃久は、星稜高の2年生守護神として全国高校選手権全5試合で先発フル出場。星稜にとって初となる日本一に貢献した。特に準々決勝の履正社高戦ではチームを救う連続ビッグセーブ。勇気ある飛び出しとシュートストップによってゴールを死守したGKは大会優秀選手、日本高校選抜候補に選出された。

「自分的にはそんなにいい結果を残せていないので。優勝した理由は3年生の先輩方が頑張ってくれたから。自分は大した仕事をしていないですけれども優勝できました」と語る坂口は、優勝が先輩選手たちの活躍によってもたらされたものだと感じている。自分は大きな役割を果たしていないと断言。それでも日本高校選抜選考合宿(2月8日~10日)では声で後方からチームを動かし、駒澤大戦ではゴール前の混戦から放たれたシュートを反応良くストップするなど高い実力を示していた。

 全国連覇が期待される星稜の新チーム。坂口とともにリーダー格となるMF阿部雅志は「一試合一試合課題見つけて、個人としてもチームとしても次の試合で克服できるか。それを積み重ねて行って(全国制覇した)前のチームのようになっていければいい」と語り、坂口も「選手権2連覇という目標を持っているけれど、そこまで行くのは本当に厳しいと思う。日々の練習の走りだったり大切にしていきたいと思っています」と日々の重要性を口にする。

 星稜中に所属していた11年の全国中学校大会で当時2年生だった坂口は、正守護神として全国制覇を経験。だが、3年時には準決勝で敗れている。全国で連覇することが本当に難しいことは知っている。先を見過ぎることなく、日々努力すること。そして最後に目標を達成する。

(取材・文 吉田太郎)
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