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先発デビューも45分で交代のG大阪MF小椋「もう少しヤットさんを助けられれば…」

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[2.24 ACLグループリーグ第1節 G大阪0-2広州富力 万博]

 負傷した日本代表MF今野泰幸の代わりに、MF遠藤保仁とドイス・ボランチを組んだのは、今シーズン、横浜F・マリノスから加入したばかりのMF小椋祥平だった。長谷川健太監督から、「期待しているよ」と、ピッチに送り出された小椋だったが、0-1で終えた前半のみで交代となり、ホロ苦いG大阪デビュー戦となった。

 試合後、小椋は「ハーフタイムで交代したので、できは悪かったと思います。リズムを変えられなかったし、自分たちも多くボールを持っていた中で、変化を付けられなかったのだと思います。難しさはなかったが、もう少し間でボールを受けることだったり、もう少しヤット(遠藤保仁)さんを助けられればよかった。相手もどうしてもそこに寄せてくるので、近くでサポートできたら良かったなと思います」と反省し、「負けている状態で、あの時間帯に代わるのは悔しいことなんで。また練習でしっかりやっていきたいです」と、唇をかんだ。

 昨シーズンも横浜FMでACLを戦っているが、あらためてその難しさも感じたようだ。「9番(ハメドアラー)の個の力。スカウティングで見ていたときは、そんなに速そうに見えなかったけど速かった。10番(ミチェル)は特に目立っていなかったが、地味に良い所で嫌なプレーをしてくる。試合の中で、早く(特徴を)つかんで、もっと早く対応できれば良かった。その対応できる前にやられてしまった」と、最後まで追いすがった先制点のシーンを振り返る。

 Jリーグでも、G大阪はボールを支配しながら試合を進めることが多い。この試合のように、引いた相手をどう崩すか、そしてカウンターをどう食い止めるかは、常に付きまとう課題だ。「失点の場面、カウンターで一人で持っていかれた。ファウルでもして、しっかり止めないといけない。ああいう戦い方をしてくるチームに対して、しっかり失点しないでやり切ること。それがチームの課題」と、新天地での初戦を終えて、小椋も肝に銘じる。

 そして「個人的にはボールの寄せ、奪う力を見せられればと思います。昨年も(ACLを)横浜FMで経験して、試合数も多い。(気持ちを)切り替えないといけないが、切り替えるところと修正するところをしっかりして、次に向かっていきたい」と、中3日で迎えるゼロックス・スーパー杯に気持ちを切り替えた。

(取材・文 河合拓)
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