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3冠G大阪まさかのブーイングスタートに…DF米倉「この試合を引きずったらダメ」

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[2.24 ACLグループリーグ第1節 G大阪0-2広州富力 万博]

 ブーイングも、受け入れるしかなかった。昨シーズン、国内3冠のガンバ大阪は24日のAFCチャンピオンズリーグ第1節で広州富力(中国)に0-2の完敗を喫した。数か月前、次々とサポーターに歓喜をもたらしたチームは、まさに『オフ明けの一戦』という状態。イージーミスのオンパレードで、思うような戦いができなかった。

 DF米倉恒貴は、「動きが噛みあっていなかった」と言い、「自分が思った動きと、味方の意図した動きが合わなかった。パスを出すときに、一瞬『ダイレクトで出したい』と思ったときも、動き出しが遅れてしまっていた。そういうちょっとしたズレが、今日の試合は出た。オフ明けだからか、変な雰囲気でスタートしてしまった」と悔やんだ。

 この試合では、相手のロングカウンターを中盤で止められずに、2失点を喫した。中盤のフィルター役となるMF今野泰幸の不在の在を感じさせる一戦になったが、米倉は「オグくん(小椋祥平)も良かったと思うし、(倉田)秋も起点になっていた。悪かったのは、失点の時間帯だったり、自分たちのサッカーができなかったこと。相手のペースに飲まれたことが一番だと思います」と、個人の欠場よりも、チームとしての出来を課題に挙げた。

 昨シーズンの3冠王者が、アジアの舞台でどれだけやれるのか。期待を抱いていたサポーターからは試合後、シーズン最初の90分を終えたイレブンにブーイングが浴びせられた。

「初戦でこれだけやられたら、次から締めてかかれると思うし、そういうこと(ブーイング)があっても、しっかり気を引き締めてやればいい。この試合を引きずったらダメ」と、米倉はこの試合の悪いイメージを捨てて、切り替えることが肝要だと強調した。
(取材・文 河合拓)
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