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川崎Fの3バックを統率した角田、1失点を悔やみ「次はゼロで」

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[3.7 J1第1ステージ第1節 横浜FM1-3川崎F 日産ス]

 新戦力が最終ラインで壁となった。今季、仙台から完全移籍で加入した川崎フロンターレのDF角田誠が3バックの中央で先発。体を張った守備で最少失点に抑えると、ビルドアップでも攻撃の起点となり、攻守にわたって勝利に貢献した。

「準備してきたことがよく出ていた試合だったと思う。失点の少ないチームに3点取れたのはよかった」。昨季、J1最少失点だった横浜FMから3ゴール。ボール支配率を高めて押し込む一方、カウンターからピンチを招くシーンもあったが、「このサッカーをしていたらカウンターは受ける。それを相手も狙っているし、そういうところで最後、体をぶつけることでしのぐしかない」と、攻撃的なチームだからこそ、守備で難しい対応を強いられる場面もあることは覚悟している。

 だからこそ、1失点を悔やんだ。前半16分、ハーフウェーライン付近からDF中澤佑二が裏を狙ったロングパスにDF小林祐三がフリーで抜け出し、GKと1対1をつくられた。最終ラインと並んでいた左ウイングバックの車屋紳太郎が背後を取られての失点に「もったいなかった。あそこは(車屋)紳太郎の対応の問題。でも、コミュニケーションで解決できる」と、修正可能だと指摘する。

「攻撃はこのままでいいし、次は(失点)ゼロで行きたい」。次節14日はホーム開幕戦となる神戸戦。等々力のサポーターに今季初の完封勝利をプレゼントするつもりだ。

(取材・文 西山紘平)

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