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ゴールをこじ開けたのは森脇!! 浦和、苦しみながらも松本撃破

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[4.4 J1第1ステージ第4節 浦和1-0松本 埼スタ]

 J1は4日、第1ステージ第4節を行い、埼玉スタジアムでは首位の浦和レッズと9位の松本山雅FCが対戦した。スコアレスで前半を折り返した試合は、後半40分にDF森脇良太にゴールが生まれた浦和がそのまま逃げ切って1-0の完封勝利を収めた。

 ホームの浦和は前節から4選手を入れ替え、FWズラタン、MF高木俊幸、MF関根貴大の3選手がリーグ戦初先発。一方の松本は4試合連続同じスターティングメンバーでこの一戦に臨んだ。[スタメン&布陣はコチラ]

 序盤から主導権を握る浦和は前半8分、PA内に侵入した森脇がヒールで流したボールに反応したMF梅崎司が強烈なシュートを放つが、GK村山智彦にセーブされて先制点を奪うには至らない。その後もボールを支配する浦和は、右アウトサイドの関根がドリブル突破で会場を沸かせるなど松本ゴールに迫る。

 前半20分に梅崎のミドルシュートが、同22分には関根のクロスが直接ゴールを脅かすもネットは揺らせない。対する松本は集中した守備でゴールを守るが、前線まで精度の高いボールを配球することができずにシュートまで持ち込めない時間帯が続いた。同30分にはMF岩上祐三のスルーパスに反応したFWオビナがようやくシュートを放ったものの、GK西川周作の守備範囲に飛んだ。

 松本を崩し切れない浦和は前半31分に決定機を迎えるが、関根のパスをPA内で受けたズラタンのシュートは村山に阻まれる。松本もカウンターから好機を作り、同34分には岩上が強烈なシュートを放ったが西川に弾き出される。浦和は同37分にも決定機を作り、ゴール前の混戦から最後は至近距離から高木が狙うも松本の体を張った守備に阻まれ、前半はスコアレスで折り返した。

 前半はなかなかシュートチャンスを作れなかった松本だったが、後半3分にFW池元友樹がポスト直撃のシュートを放って浦和ゴールを脅かす。しかし、浦和も同9分、CKの流れから梅崎の放ったシュートを、ズラタンがヒールでコースを変えるも村山にキャッチされた。

 なかなかスコアが動かない中、浦和は後半12分にMF柏木陽介に代えてMF鈴木啓太を投入。さらに同17分には梅崎に代えてFW武藤雄樹を、松本も池元に代えてMF前田直輝を投入し、ゴールを奪いに行く。

 その後も浦和がリズムを作り、敵陣深くまでボールを運ぶ回数こそ多いが、松本が人数を割いた守備で対応。たとえシュートまで持ち込まれようとも、必ず誰かがコースに入ってブロックしてゴールを許さずに、スコアレスのまま時計の針が進んでいく。

 松本の守備に苦しめられた浦和だったが後半40分、ついにゴールをこじ開ける。再三、好機を作っていた関根が右サイドから中央の森脇へ送ると、森脇が狙いすました左足のシュートで鮮やかにネットを揺らしてスコアを1-0とした。この1点が決勝点となり、浦和が1-0の完封勝利を収めた。

(取材・文 折戸岳彦)
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