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チャンスつくるも敗戦の柏…MF武富「2点目を取ることが大事だった」

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[4.16 J1第1ステージ第6節 柏1-3鹿島 柏]

 これまではインサイドハーフを務めていた柏レイソルのMF武富孝介だが、この試合では1.5列目に入り、高い位置をとった。「今日は2トップというか、前に入る形でやっていた」。1点を追う後半38分にはMF秋野央樹の縦パスから、DFを振り切ると決定機をつくった。これはGK曽ヶ端準のセーブにあいゴールならず。その後、さらに1点を奪われ1-3で敗れてしまった。

「どっちに2点目が入るかで(結果は)変わっていた」と武富は振り返る。実際、1-1に追いついた後の後半17分には武富のインターセプトから左サイドのMFクリスティアーノに展開し、最後はFWレアンドロがチャンスをつくっていた。「守備も頑張る必要はありますけど、2点目を取ることが大事だった試合かなと思います」と武富。シュート数では、鹿島の14本に対して、柏もほぼ同数の13本を打った。FW工藤壮人も「チャンスは何本かつくった」と悲観している様子はない。

 日立柏サッカー場での17試合負けなしから一転、2連敗となってしまった柏。22日には再びホームを舞台に、AFCアジアチャンピオンズリーグ・全北現代(韓国)戦が待っている。現在グループEで2位の柏にとって、引き分け以上で決勝トーナメントが決まる大一番だ。「全北はすごい強いチーム。日本のチームよりもハードで、人に来るし、コート全部でプレッシャーをかけてきて、フィジカルのサッカーをしてくる。しっかり勝って、突破を決めたい」。5年ぶりに復帰した柏で躍動し、いまや攻守において欠かせない存在にまでなった背番号「15」は、必勝を期した。

(取材・文 奥山典幸)

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