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昨季は相手チームに所属…柏MF武富「決定的な仕事をしたかった」 湘南FW高山「気持ちが高ぶった」

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[5.14 J1第1ステージ第12節 柏0-0湘南 柏]

 ACL決勝トーナメント1回戦の日程の関係で14日に行われた柏レイソル湘南ベルマーレの一戦は、互いに決定機を生かし切れず、0-0の引き分けに終わった。

 ともに昨季までは相手チームに所属していた。MF武富孝介は今季、熊本時代も含めると5季ぶりの復帰を果たした。湘南には13年シーズンから2年間在籍。J1を戦った1年目は21試合に出場しながら、チームとしてはJ2降格の憂き目にあったが、昨季はJ2で39試合に出場。“湘南スタイル”でJ2を席巻するチームの一翼を担った。

 この日は中盤に入ると、湘南MF永木亮太も「嫌なところでプレーしていた。90分間注意していた」と振り返る絶妙なポジショニングで相手の脅威となる。それでも本人は「もう少し決定的な仕事をしたかった」と満足することはない。ただ試合後に湘南サポーターから送られたコールについては、「聞こえたときには嬉しかったですね」と白い歯を見せた。

 MF高山薫は昨季1シーズンのみ柏に在籍した。1年で再び湘南に復帰。ただ柏ではリーグ戦32試合に出場するなど、存在感を発揮していた。「1年しかいなかったですけど、感謝とリスペクトしかない。嫌な思い出もないので、そういう意味ではいい試合がしたいと思っていた」と本人も話すように、試合前の選手紹介の時には柏サポーターからも拍手が起こる。スタジアム中が凱旋を歓迎していた。

 しかし、高山も個人の出来に関しては納得がいっていない様子。「前半の途中までは空回りしていた。気持ちも高ぶっていて、イエローカードも貰ってしまった」と苦笑いを浮かべると、「自分としてもチャンスがあったので、それ決めないなと勝てないなと思った」。後半26分にはGK菅野孝憲との1対1を外してしまったこともあり、「全体としては良い試合が出来たと思うが、自分は決めないといけなかった。そこは責任をもってやっていきたい。得点に、結果にこだわっていきたい」と貪欲な姿勢をみせていた。


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