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すでにGL敗退の清水、若手奮起で意地の逆転勝ち

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[5.27 ナビスコ杯B組第6節 神戸1-2清水 ノエスタ]

 すでにグループリーグ敗退が決まっている清水エスパルスはアウェーでB組2位のヴィッセル神戸に2-1で逆転勝ちし、公式戦連敗を3でストップした。

 若手主体で臨んだ清水は前半1分にFW北川航也が右足でミドルシュート。前節・名古屋戦(1-2)でプロ初ゴールを決めたルーキーが積極的に2戦連発弾を狙ったが、前半26分の右足ミドルもゴール左に外れた。

 一方の神戸も前半27分にFW渡邉千真、同29分にFWペドロ・ジュニオールがゴール前でチャンスを迎えたが、シュートは枠を捉え切れず、前半はスコアレスで折り返した。

 試合が動いたのは後半4分だった。ハーフタイムに2選手を交代した神戸はペドロ・ジュニオールのスルーパスに抜け出したMF森岡亮太がGKを引き付けて横パス。FWフェフージンが右足で無人のゴールに流し込んだ。フェフージンの来日初ゴールで先制した神戸だが、その後は清水が反撃を強める。

 後半6分、北川のシュートがGKに弾かれたこぼれ球にMF高木善朗が詰めたが、右足ボレーはクロスバーの上へ。同22分には高木善の直接FKがGK山本海人に弾かれた跳ね返りをFW金子翔太が頭で押し込むが、ゴールラインぎりぎりでフェフージンにクリアされた。

 同点ゴールが遠かった清水だが、後半24分、相手のパスミスを奪った高木善が右足を振り抜くと、DFに当たってコースが変わり、ゴールネットを揺らす。相手のミスを突いた高木善の今季公式戦初ゴールで1-1の同点。同32分には途中出場のMF石毛秀樹の右クロスから同じく途中出場のFW加賀美翔がヘディングシュートを決め、逆転に成功した。

 そのまま2-1で逃げ切った清水は公式戦4試合ぶりの白星。すでにグループリーグ敗退は決まっていたが、若手の奮闘による意地の勝利で17位に低迷するリーグ戦へ弾みを付けた。一方、勝てば決勝トーナメント進出が決まる可能性もあった神戸だが、今大会初黒星で2勝2分1敗となり、勝ち点8のまま。得失点差で2位はキープしたが、山形、川崎Fに勝ち点8で並ばれ、2位争いは大混戦となった。

●ナビスコ杯2015特設ページ

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