元フランス代表のティエリ・アンリ氏が、かつてのチームメートであるバルセロナMFシャビ・エルナンデスを称賛した。

　シャビは今シーズン限りでバルセロナを退団する。3日にはバルセロナがシャビを送り出すイベントを行った。

　2007年から2010年にかけてシャビとチームメートだったアンリ氏は、イギリス『スカイ・スポーツ』でこのように語っている。

「私にとって、トニー・アダムスがミスター・アーセナルだったように、シャビはミスター・バルセロナだった。彼は勝ち獲れるもののすべてを手にしたね。私にとって、オーケストラの指揮者のようだった」

「彼のスタッツを見て、ボールを失わない彼がすごいという人もいる。でも、常にGKやサイドバック、センターバックにパスを出し続けるなら、私もできるかもしれない。シャビはいつでも前にボールを動かそうとしているんだ。彼にはその視野がある。彼はバルセロナを愛していて、ミスター・バルセロナなんだ」

　アンリ氏は、スターたちが一線から退くことを寂しく思っている。

「スティービー(ジェラード)がリバプールを去るというところを見た。フランク・ランパードはプレミアリーグを離れる。そして、グレートなシャビもそうだ。シャビがプレーをやめるわけじゃないということは知っているよ。でも、彼の試合は見られなくなる。“グレート”という言葉じゃ、彼を正当に言い表すことはできないよ」

　シャビは6日に行われるチャンピオンズリーグ決勝のユベントス戦がバルセロナでのラストゲームとなる。バルセロナで獲得したタイトルを25個にすることはできるだろうか。

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