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[コパ・アメリカ]ホスト国チリ、ビダル2発も打ち合いドロー…決勝T決めきれずA組は混戦に

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[6.15 コパ・アメリカA組第2節 チリ3-3メキシコ]

 南米選手権(コパ・アメリカ)は15日、大会5日目を迎えた。A組の第2節が行われ、チリ代表対メキシコ代表の一戦は3-3の引き分けに終わった。A組はチリが1位をキープ。しかし、2位ボリビアが勝ち点4で並び、3位のメキシコも勝ち点2で最終節に向かうことになった。19日の第3節ではメキシコがエクアドル、チリがボリビアと対戦する。

 壮絶な打ち合いになった。まずは前半21分、中盤でボールをカットしたメキシコは、ボールを繋いでゴール前まで持ち込むと、FWマティアス・ブオソが押し込み、試合を動かす。しかし直後の同22分、チリはCKからMFアルトゥーロ・ビダルが頭で2試合連続ゴールを決めて、あっという間に振り出しに戻す。

 だが次の得点もメキシコに生まれる。前半29分、お返しとばかりにCKをFWラウール・ヒメネスが技ありヘッドで決めて、2-1。しかしチリは同42分、ビダルの右クロスをFWエドゥアルド バルガスがヘディングで叩き込み、前半のうちに試合振り出しに戻した。

 後半に入っても打ち合いの展開は変わらない。後半10分、PKを獲得したチリはビダルが決めて、この日初めての勝ち越しに成功。しかし同21分、メキシコはMFアドリアン・アルドレテのロングパスを受けたブオソがGKとの1対1を制する。チリの一瞬の隙を突いて、三度試合を振り出しに戻した。

 終盤、勝てば決勝トーナメント進出を決めることが出来るチリは、地元の声援を背に、猛攻を仕掛ける。しかし後半24分のFWアレクシス・サンチェス、同27分にMFホルヘ・バルディビアが迎えた決定機は決めきれず。同35分にはサンチェスがゴールネットを揺らしたが、わずかにオフサイドで取り消しとなった。


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