beacon

ハットで大会MVPも獲得のロイド、指揮官は「野獣と呼んでいる」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[7.5 女子W杯決勝 日本女子2-5アメリカ女子]

 アメリカ女子代表は5日、女子W杯決勝で日本女子代表(なでしこジャパン)と戦い、5-2で勝利すると、4大会ぶり3度目となる優勝を果たしている。

 試合後、アメリカ女子代表のジル・エリス監督は「本当に嬉しい。このチームを誇りに思う。彼女たちみんなが夢に見ていた」と4大会ぶりの優勝を喜んだ。

 この日の試合では背番号10を背負うMFカーリ・ロイドが前半だけでハットトリックの大活躍をみせると、今大会のMVPにも輝いた。指揮官はロイドについて、「私は彼女を野獣と呼んでいるんです。野獣のような、このチームのロックスターです」と笑顔で称えた。

 ロイドの活躍は優勝を決定付ける仕事ぶりだった。前半3分に先制点を奪うと、2分後の同5分には2点目を決めた。その勢いは止まらずに3-0で迎えた前半16分にまたもシュートを決めると、わずか16分間でハットトリックを達成した。

 女子W杯決勝初となるハットトリックの偉業を遂げたMFは「使命感だけだった。とにかく勝たなければいけないと思っていました。私も日々努力をしてきた。繰り返してきた練習が結果につながった。コーチ、友人、フィアンセのみなさんありがとう」と微笑んだ。

 世界女王となった瞬間を「言葉では表現できない。このチームを誇りに思う。まだ現実味がない。1人1人、このチームを誇りに思う。私たちが歴史を作った」と胸を張ったロイド。「信じられないほど素晴らしいグループ。ベテランらと一丸となって勝ち得たこの優勝です」とチームで勝ち取った世界一を喜んだ。

TOP