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ヒヤリ大久保…負傷交代も「恥ずかしいぐらい大丈夫でした」

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[7.25 J1第2ステージ第4節 川崎F3-2清水 等々力]

 ヒヤリとさせられた。川崎フロンターレが3-2とリードして迎えた後半アディショナルタイム、FW大久保嘉人がペナルティーエリア内の接触プレーでピッチに倒れ込むと、そのまま起き上がることができず、担架で運び出された。

 急きょFW杉本健勇と交代。大久保は担架に乗せられたままロッカールームへ下がっていった。この日、2得点のエースを襲ったアクシデント。2万人を超える観衆が詰めかけたホーム等々力陸上競技場のサポーターも不安顔だったが、試合後、報道陣が待つミックスゾーンに大久保は笑顔で現れた。

「恥ずかしいぐらい、全然大丈夫でした」。ケガの状態について聞かれた大久保はそう言って苦笑い。接触直後は左膝から左足首にかけてがしびれ、「立とうと思ったけど、立てなかった」というが、ミックスゾーンには歩いて姿を見せ、立ったまま取材にも応じた。

 この日が第2ステージ初ゴールで、複数得点は4月4日の新潟戦(4-1)以来、17試合ぶりとなった大久保。チームも3-2の逆転勝利でホーム5連勝を飾ったが、「ハットトリック? 絶対できたと思う」と悔やんだ。次節は中3日となる松本戦。アクシデントもどこ吹く風とばかりに「次も今日のようなサッカーを見せたい」と力強く話していた。

(取材・文 西山紘平)

[J1]第2ステージ第4節 スコア速報

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