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ボルフス移籍のMFドラクスラー、ヘルトSDが明かす2つの理由…「ユリアン自身が強く望んだ」

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 ボルフスブルクは31日、シャルケからドイツ代表MFユリアン・ドラクスラー(21)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約は2020年までの5年間。シャルケのホルスト・ヘルトSDがクラブ公式サイトで移籍の内情を明かしている。

 ヘルトSDは「2つの理由から、ボルフスブルクのオファーを受けることにした。まずは経済的な理由で、移籍金に関して具体的な金額は明かせないが、クラブ史上最も高額なオファーということは確かだ。そしてさらに、ユリアン自身が移籍を強く望んでいたからだ」とコメントした。

 ドイツ誌『キッカー』によると、その移籍金は3600万ユーロ(約49億円)+ボーナス。今冬にチェルシーから獲得したMFアンドレ・シュールレの移籍金3200万ユーロを上回るクラブ史上最高額となったという。

 シャルケの下部組織で育った21歳のドラクスラーだが、移籍を希望していたようだ。同SDは「すでに昨季の終わりに、ユリアンからクラブを離れたいという強い希望を聞いていた。相応しいオファーを得られるように交渉するとユリアンに約束したが、スポーツ面で新しく生まれ変わった我々のチームが彼の望みを覆すかもしれないと、最後まで説得を試みた。彼自身、この数か月間でのチームの進化をポジティブに受け止めたが、その考えを変えるには至らなかった。移籍の願いは日に日に強まっていった」と明かす。

「同時にはっきりしていたのは、このような場合、我々の経済的な期待に沿う移籍しか認められないということだった」

 シャルケの若き背番号10がクラブを去ることになった。ヘルトSDは「ユリアン・ドラクスラーは過去数年のスポーツ面での栄光、つまりDFBポカール優勝や3度のCL出場に大きく貢献し、その在籍中、いつでも我々と同じ目標を追い求めた。彼の貢献に感謝する。そしてこれから先、スポーツ選手としての更なる成功を願っている」とエールを送った。


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