[9.30 欧州CLグループリーグ第2節 ユベントス2-0セビージャ]

　UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は9月30日、グループリーグ第2節の2日目を各地で行った。D組ではユベントス(イタリア)とセビージャ(スペイン)が激突。白星発進を決めていたチーム同士の対戦は、ホームのユベントスが2-0で制し、2連勝を決めた。第3節は10月21日に行われ、ユベントスはホームでボルシアMG(ドイツ)、セビージャは敵地でマンチェスター・シティ(イングランド)と対戦する。

　前半のポゼッション率ではほぼ互角ながら、チャンスを作り続けたユベントスは、前半9分のMFエルナネスの弾丸ミドルが枠左。同17分にはMFフアン・クアドラードの仕掛けから作ったチャンスからFWパウロ・ディバラが巻くようなシュートでゴール左隅を狙う。これもわずかに外れたが、徐々にゴールに迫っていった。

　すると前半41分、ユベントスに先制点が生まれる。クアドラードが右サイドで粘ってディバラに戻すと、滞空時間の長いクロスをFWアルバロ・モラタが頭で合わせて先制。モラタは第1節のマンチェスター・シティ戦に続くゴール。昨シーズンの準決勝、決勝から続く連発は5戦に伸びた。また欧州CLでの5戦連発は、スペイン人選手としては初の快挙となった。

　後半に入ってもユベントスのペースは変わらなかった。18分にはゴール前右で得たFKをディバラが直接狙う。強烈シュートはGKの正面を突いてしまい、追加点にはならなかったが、セビージャに形を作らせまいと、攻め続ける。そして後半42分、カウンターからFWシモーネ・ザザがハーフウェーラインからドリブルで持ち込み、決定的な2点目を蹴り込む。セリエAで早くも3敗目を喫するなど、スタートダッシュに苦しむユベントスだが、欧州の舞台では力を存分に発揮している。

　同組のもう1試合は、マンチェスター・シティが敵地でボルシアMGを2-1で下した。後半9分にボルシアMGのMFラース・シュティンドルに先制を許したが、同20分にオウンゴールで追いつくと、同45分にFWセルヒオ・アグエロがPKを決めて、逆転に成功した。

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