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浦和の連勝は3でストップ…先制許した鳥栖がドローに持ち込む

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[10.3 第2ステージ第13節 浦和 1-1 鳥栖 埼玉]

 J1は3日、第2ステージ第13節を行い、埼玉スタジアムでは3連勝中の浦和レッズとここ5試合白星のないサガン鳥栖が対戦し、1-1で引き分けた。

 ホームの浦和は9月26日に行われた第12節鹿島戦から先発1人を入れ替え、FW高木俊幸に代えて出場停止の明けたDF那須大亮を先発起用。一方の鳥栖は前節甲府戦から先発2人を入れ替え、FW水沼宏太とMF岡本知剛がスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 序盤から主導権を握る浦和だが鳥栖守備を崩し切ることはできず、DF森脇良太やMF柏木陽介がミドルレンジからシュートを狙うが相手DFのブロックに遭いネットを揺らすには至らない。前半18分にはMF阿部勇樹が強烈なミドルシュートを放ったが、GK林彰洋に弾き出されてしまった。

 しかし、前半23分に浦和が先制に成功する。MF柏木陽介の蹴り出したCKの流れからMF武藤雄樹が放ったシュートは林に阻まれたものの、こぼれ球に反応した興梠がネットを揺らしてスコアを1-0とした。だが先制を許した鳥栖は同31分、水沼の鮮やかなスルーパスから抜け出したDF吉田豊がゴールにねじ込んで試合を振り出しに戻した。

 1-1のまま後半を迎えると、後半10分に浦和がカウンターを発動させるが、DF槙野智章のスルーパスを受けた武藤のシュートはゴール右へと外れた。すると同11分、浦和は関根に代えてFWズラタンを投入して状況を打開しようと試みる。しかし、その後も浦和がボールを保持する時間こそ長いものの、鳥栖の体を張った守備に遭い勝ち越しゴールは生まれない。

 後半27分には鳥栖が吉田に代えてDF福田晃斗を投入。同28分には浦和ベンチが動いて那須に代えてMF青木拓矢をピッチに送り込み、同29分には鳥栖が池田に代えてMF早坂良太を投入した。すると同31分に鳥栖に決定機が訪れる。林が蹴り出したゴールキックを水沼がヘッドで落とし、ボールに反応した早坂がGK西川周作との1対1を迎えたがシュートは西川の左足に阻まれてしまった。

 さらに後半42分にはスルーパスから抜け出した水沼のグラウンダーのクロスに対して早坂がフリーでゴール前に走り込むが、わずかに合わず。同43分には浦和が好機を生み出したものの、ズラタンがPA内から放った狙いすましたシュートはゴール右へと外れた。後半アディショナルタイムには高木のクロスに飛び込んだ武藤のシュートがクロスバーを叩くなど勝ち越しゴールは生まれず、1-1のまま試合終了のホイッスルが吹かれた。

(取材・文 折戸岳彦)
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