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香川トップ下起用もドルトムント完敗…天王山で5発圧勝のバイエルンが開幕8連勝

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[10.4 ブンデスリーガ第8節 バイエルン 5-1 ドルトムント]

 ブンデスリーガは4日、第8節2日目を行い、MF香川真司の所属する2位ドルトムントは開幕7連勝で首位を走るバイエルンと対戦し、1-5の完敗で今季初黒星を喫した。4-3-1-2のトップ下で先発出場した香川は得点に絡むことなく、後半8分にピッチを後にした。

 序盤から攻勢を掛けたのはアウェーのドルトムントだったが、なかなか決定機を創出できない。しかし、バイエルンもドルトムントの体を張った守備に遭ってフィニッシュまで持ち込めない時間帯が続いた。中盤での激しい攻防が繰り広げられる中、前半24分、左サイドを突破したMFドウグラス・コスタが強烈なシュートを放つも、GKロマン・ビュルキの正面を突いてネットを揺らすには至らなかった。

 その後はバイエルンが主導権を握って試合を進めると、前半25分に先制ゴールが生まれる。最終ラインのDFジェローム・ボアテングのロングパスからFWトーマス・ミュラーが抜け出すと、飛び出したビュルキをワンタッチでかわして無人のゴールに流し込み、バイエルンがスコアを1-0とした。

 さらに前半34分にはバイエルンがカウンターを発動させると、PA内に進入したMFチアゴ・アルカンタラがMFヘンリク・ムヒタリアンのファウルを誘ってPKを獲得。このPKをミュラーが落ち着いて沈めて、バイエルンがリードを2点差に広げる。しかし、ドルトムントは同36分、ムヒタリアンのパスを右サイドで呼び込んだMFゴンサロ・カストロがダイレクトでグラウンダーのクロスを送ると、ファーサイドのFWピエール・エメリク・オーバメヤンが押し込んで1点差に詰め寄った。オーバメヤンは開幕から8試合連続ゴールとなった。

 2-1とバイエルンがリードを奪ったまま後半を迎えると、開始早々の後半1分、ボアテングのロングパスから抜け出したFWロベルト・レバンドフスキが、飛び出したビュルキをかわして無人のゴールに蹴り込み、リードを再び2点差に広げた。するとドルトムントは同8分、香川とカストロに代えてFWマルコ・ロイスとMFアドナン・ヤヌザイを同時投入して反撃を試みる。

 しかし、攻勢を掛けるのはバイエルン。後半10分にはミュラーのグラウンダーのクロスからMFマリオ・ゲッツェが決定機を迎えたが、シュートは枠上に外れてしまった。だが同14分、右サイドを駆け上がったゲッツェのラストパスからレワンドフスキがネットを揺らして、スコアは4-1となった。レワンドフスキは公式戦ここ4試合で12得点とゴール量産が止まらない。

 攻撃の手を緩めないバイエルンは後半21分にゴール前の混戦からゲッツェが決めて5点目。同26分にはドルトムントが好機を生み出し、ロイスのパスからムヒタリアンがゴールを脅かすもGKマヌエル・ノイアーの横っ飛びのセーブに弾き出される。さらに同34分にはヤヌザイが直接FKを枠内に飛ばすが、またもやノイアーにストップされてしまった。

 その後スコアは動かず、首位攻防戦はバイエルンが5-1の圧勝を収め、開幕8連勝を飾った。


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