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[DAYS×ゲキサカ連動企画vol.69]刈谷MF勝野大地(3年)_「試合が終わるまで仕掛け続ける」“槍”

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DAYS×ゲキサカ連動企画「全国のつくしを探せ!」
[11.3 全国高校選手権愛知県予選準々決勝 刈谷高 1-1(PK5-4)東海学園高 G刈谷人工]

「ボールを持ったら、迷わず勝負を仕掛けることを心がけています」。
刈谷高のMF勝野大地の魅力は、縦への突破力にある。ボールを持ったら、まずは突破を考える。そして、彼が一番大事にしていることは、「試合が終わるまで仕掛け続ける、守備ではプレスを掛け続ける。動き続けることで、チームに貢献したいんです」と語るように、高い『献身性』にある。

 選手権愛知県準々決勝・東海学園高との一戦で、その持ち味をフルに発揮し、優勝候補からの白星獲得に大きく貢献した。右MFでスタメン出場をした彼は、ボールを持つと上半身の動きで対峙する相手SBを揺さぶり、瞬間的なスピードで突破を仕掛けるプレーを、連続し続けた。これが東海学園にとってボディーブローとなった。対峙した相手は明らかに運動量が落ち、右サイドで完全にイニシアチブを握った。そして、後半27分の値千金の同点弾は、彼の突破からの正確なセンタリングから生まれた。

「相手が自分に手こずっているのが分かった。最後まで苦しくてもやり続けようと思った」。

 レギュラーで唯一の中体連出身である勝野。碧南市立南中時代から、「刈谷のサッカーに憧れていた」彼だったが、入学当初はクラブチーム上がりの選手達のレベルの高さについていけなかった。2年の夏にようやくAチームに上がったが、試合には出られず、選手権予選はベンチ外だった。だが、彼はその裏側で必死に自分の武器を磨き続けた。

「僕から走力と体力、仕掛ける度胸を失ったら、いつまで経ってもピッチに立つことは出来ない。なので、走り込みやアジリティーの向上にはずっとこだわり続けてやってきました」。

 この努力の姿勢が3年になってついに佐野朋生監督の信頼を掴んだ。総体予選で敗れた後に、彼はレギュラーに抜擢。理由は「最後の最後まで1対1で仕掛けてくれるし、何より中体連からやってきて、努力を重ねてきた選手」(佐野監督)だから。自分を信じて、目標を捨てること無く、武器を磨き続けた成果だった。そして、東海学園との大一番で、大きく躍動してみせた。

 ポゼッションスタイルを貫くチームにおいて、強烈なアクセントを加え続けるサイドの“槍”。自身初の全国大会に向けて、ラストチャンスをモノにすべく、彼は今日も武器を磨き続ける。

(取材・文 安藤隆人)
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