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[選手権予選]強力CBの系譜受け継ぐ筑陽学園CB青松主将、伝統「背負って」決勝戦う

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[11.8 全国高校選手権福岡県予選準決勝 東海大五高 1-2 筑陽学園高 レベスタ]

 近年、筑陽学園高から牟田雄祐大武峻という180cm台後半の長身を持つ実力派CBが、福岡大を経て名古屋グランパス入り。現在、筑陽学園出身のCBでは福岡大3年のDF中島大貴もサガン鳥栖の特別指定選手となり、ナビスコ杯で先発出場も果たした。「今までの先輩たちは筑陽のCBでプロになっている人が多い。自分全然まだなんですけど、先輩たちの重みとかを背負って戦っています」と語るのが筑陽学園のリーダー、CB青松秀悟主将(3年)だ。

「競り合いは負けたくない。日頃の練習からとことんハイボールに取り組んでいる」というCBは、身長180cmとプロ入りした先輩たちに比べるとやや小柄だが、それでもゴール前で迫力あるヘッドを連発。強引に仕掛けてくる相手アタッカーを身体を張って止めるなど、責任感の強さを感じさせるようプレーをゴール前で発揮し続けた。

 粘る東海大五に1点差とされたものの、2-1で勝利。「こういうベスト4からはひとつのミスでやられる相手なんで、そこはしっかり気を引き締めて挑みました。(東海大五の攻撃は)裏のボールが多くなってくるのでそこをしっかりCBが跳ね返していければと。それは結構、弾けました」と自身の奮闘もあって勝利した試合に微笑んでいた。

 左足で正確なフィードを蹴りこみ、この日は後半20分に右CKをファーサイドで上手く折り返してCB溝口峻のゴールをお膳立てした。攻守両面で制空権を握り、勝利に貢献。「新人戦、インターハイ決勝で負けているので借りを返したい」という東福岡高との決勝でも制空権を渡さず、泥臭くゴールを守りぬき、牟田が3年生だった08年度以来となる全国切符を獲得する。

(取材・文 吉田太郎)
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