元アーセナルDFのミカエル・シルベストル氏は、古巣のFWオリビエ・ジルには、かつて同クラブで活躍したティエリ・アンリ氏に及ぶ力はないと語った。

　今季はここまで公式戦14ゴールを記録し、アーセナルの得点源としてチームに貢献し続けているジル。だが、クラブの歴代最多得点者でもあるレジェンドのアンリ氏はまだまだ遠い存在だと言わざるを得ないところだろう。

　2008年から2010年までアーセナルでプレーした元フランス代表DFは、同じく新旧のフランス代表である2人のFWを比較して次のように話している。

「オリビエはティエリと同じレベルにはない。同じクオリティー、あるいは同じスタイルを持っているわけではない。オリビエは点取り屋だが、ティエリは自分だけの力でチャンスを生み出すことができた」

「トッテナム戦で決めたゴールでは、自陣内でボールを持って、ピッチ全体を駆け抜けてゴールを決めた。オリビエがそれをやることはできないだろうね」

　しかし、プレミアリーグ第16節終了時点で首位レスター・シティと2ポイント差の2位につけるアーセナルには、今季リーグ優勝を狙える力があるとシルベストル氏は考えているようだ。

「今年はアーセナルにとって良い年だと思う。チャンピオンズリーグでも決勝トーナメントへ進むことができた。もしかすると、突破を控えた方が良かったかもしれないがね(笑)」

「ほかのチームと比べればアーセナルは負傷者が多いが、それでもレスターの近くにいる。(ローラン・)コシールニーと(ペア・)メルテザッカーは良いコンビを組んでいるね。彼らが一緒にプレーを続けられれば、優勝もできると思うよ」

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