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原口フル出場のヘルタがマインツに2発勝利で3連勝、武藤は見せ場なく途中交代

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[12.20 ブンデスリーガ第17節 ヘルタ2-0マインツ]

 ブンデスリーガは19日、第17節3日目を行い、FW原口元気の所属するヘルタ・ベルリンはFW武藤嘉紀の所属するマインツに2-0で勝利し、3連勝を飾った。直近6戦負けなし(3勝3分)のマインツだったが、7戦ぶりの黒星を喫している。日本人対決となった一戦でともに先発するも、武藤は見せ場なく0-2の後半20分に交代。原口は公式戦4試合ぶりのフル出場を果たした。

 武藤は4-2-3-1の1トップ。原口は4-2-3-1の2列目右サイドへ入った。試合は2連勝中のヘルタが序盤から押し込む展開。前半20分過ぎからは立て続けに左サイドからチャンスを迎えた。DFマービン・プラッテンハルトが果敢な攻撃参加で見せ場をつくる。

 すると攻め込むヘルタが前半34分に先制に成功。後方からのロングボール。右サイドのFWべダド・イビセビッチが前へはたき、拾ったMFブラディミル・ダリダがドリブルで駆け上がる。自ら持ち込み、PA手前正面から低い弾道の左足シュートを決めた。1-0とリードを奪う。

 対するマインツはシュートまで持ち込めず。前半37分には左サイドからのカウンター。PA左へ抜けた武藤がゴールライン際から折り返すも、DFにクリアされた。0-1で前半を折り返す。

 迎えた後半9分、ヘルタが追いつこうとするマインツの出鼻をくじいた。中央からのカウンター。イビセビッチのパスに抜け出たカルーがドリブルでPA正面から切れ込むと右足シュート。2-0に突き放した。

 差を広げられたマインツ。後半20分に見せ場のないままに武藤は途中交代。FWフロリアン・ニーダーレヒナーがピッチへ送られた。2トップへ布陣を変えるも1点が遠い。

 その後もヘルタが攻め続け、原口が立て続けにチャンスを迎える。後半37分には、ロングボールから右サイドへ抜けた原口がダイレクトでゴール前へ折り返す。詰めていたイビセビッチのシュートはゴールネットを揺らすがオフサイドの判定。原口のアシストは“未遂”に終わる。

 後半44分にも原口がドリブルで駆け上がり、中央へ折り返す。イビセビッチのシュートはGKに止められた。後半アディショナルタイム1分には、自ら仕掛けた原口がDF2人の間を割ると、PA右でGKとの1対1を迎える。これは守護神の指先に阻まれ、シュートはならず。3点目はならなかったものの、2-0で試合は終了。勝利したヘルタは3連勝を飾った。


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