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ミラン上層部は後悔?手放した元選手たちが世界中で活躍

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 今季初の逆転負けに落ち込むミランの幹部は、他クラブの試合結果を見て悔やんでいるかもしれない。かつてミランのユニフォームを着た多くの選手たちが、週末の試合でゴールを決めたからだ。イタリア『メディアセット』が報じている。

 ミランは3日のアタランタ戦で、今季初の逆転負けを喫した。7位サッスオーロに勝ち点1差と迫られ、シニシャ・ミハイロビッチ監督は強制合宿を行うと決定。シルビオ・ベルルスコーニ名誉会長が、シーズン終了を待たずに指揮官を解任するとの報道も浮上している。

 ローマFWステファン・エル・シャーラウィの好調を悔やむミランファンの声は少なくない。3日のローマダービーでも、エル・シャーラウィは先制点を挙げ、4-1の快勝に貢献した。エル・シャーラウィはローマ移籍後、リーグ戦9試合で6得点をマークしている。

 1月にジェノアへレンタルで手放したMFスソも、3日のフロジノーネ戦でハットトリックの大活躍。ジェノアを4-0の勝利に導いた。イタリアでは、サッスオーロDFフランチェスコ・アチェルビキエーボMFバルテル・ビルサもネットを揺らしている。

 国内だけではない。チェルシーでのデビュー戦で1ゴールを挙げ、3得点に絡む活躍を見せたFWアレシャンドレ・パトも、元ミランの一人。イングランドでは、スウォンジーFWアルベルト・パロスキストーク・シティ戦でチームに勝ち点1をもたらす同点弾を挙げている。

 ドルトムントFWピエール・エメリク・オーバメヤンも、ミランのユースに在籍していた。今では欧州のビッグクラブが関心を寄せるストライカーに成長した彼も、2日のブレーメン戦で先制点をマークしている。

 フランスでは、パリSGFWズラタン・イブラヒモビッチがハットトリックを達成し、今季30得点の大台を突破。スペインでも、アトレティコ・マドリーFWフェルナンド・トーレスベティス戦で先制点を挙げ、5-1の大勝のきっかけをつくった。オランダでも、PSVのMFマルコ・ファン・ヒンケルが2ゴールを挙げている。

 大西洋を渡ってアメリカ大陸でも、元ミラン選手が活躍している。オーランド・シティMFカカは、ポートランド・ティンバース戦で1ゴール2アシスト。アトレティコ・ミネイロFWロビーニョも、ハットトリックで7発大勝に貢献した。

 もちろん、先週末の結果だけで、ミラン上層部の補強戦略が間違えていたと断じることはできない。だが、元選手たちの躍動ぶりに、ほぞをかむ思いなのではないだろうか。

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