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長友フル出場のインテルが快勝でCLに望み!イグアイン欠くナポリは完敗、逆転V望み薄

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[4.16 セリエA第33節 インテル2-0ナポリ]

 日本代表DF長友佑都の所属するインテルは16日、ホームでナポリと対戦し、2-0で勝利した。インテルは2連勝。前節出場停止だった長友は左SBでフル出場で勝利に貢献した。契約延長発表後に迎えた初戦を勝利で飾っている。

 残り6試合となったセリエAでインテルは勝ち点58の4位。CL出場圏内の3位ローマとは勝ち点6差。逆転するにはもう負けられない戦いが続くことになる。今節の相手は2位ナポリ。難しい相手だったが、勝って、翌日にアトランタと対戦するローマに少しでもプレッシャーをかけたいところだった。

 インテルは幸先よく先制点を奪った。前半4分、MFガリー・メデルが浮き球をDFの裏に送ると、ラインぎりぎりを抜けたFWマウロ・イカルディが絶妙なトラップでコントロール。冷静にゴールネットを揺らして今季15点目を決めた。

 その後、ナポリに攻め込まれる場面を作られるが、GKサミール・ハンダノビッチが好セーブを見せるなど、無失点に耐えると、前半終盤、インテルにチャンスの時間帯がやってくる。

 そして44分、待望の追加点が生まれる。長友の縦パスを中央で受けたMFステファン・ヨベティッチが前線にパス。カウンターのようになると、イカルディがさらに前へ。走り込んでいたMFマルセロ・ブロゾビッチが右足で蹴り込み、試合を優位に進める2点目を奪った。

 後半15分、インテルはヨベティッチが前に出たGKの裏にループシュートを蹴るが、カバーに入ったDFカリドゥ・クリバリのヘディングにクリアされてしまう。ただ追加点は奪えなかったものの、危なげない試合運びを見せたインテルがそのまま2-0で完勝。勝ち点を61に伸ばし、CL出場に望みをつないだ。

 一方のナポリは、2戦ぶりの敗戦。17日にパレルモ戦を残す首位ユベントスとの差は6のまま。今季30得点のエースFWゴンサロ・イグアインを出場停止で欠く攻撃陣は、インテル守備陣相手に何もできなかった。奇跡の逆転Vは非常に厳しくなった。


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