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川崎F中村憲剛「気持ちの切り替え」で前節の「モヤモヤ」を払拭

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[5.8 J1第1ステージ第11節 柏1-3川崎F 柏]

「中3日で何をしたかというと、気持ちの切り替え」。前節・仙台戦(△1-1)を「モヤモヤ」と評した川崎フロンターレのMF中村憲剛は、仙台戦からの中3日で「このサッカーをやる上で一番大事な自信」を回復させることに努めたという。

「自分たちがどれぐらいやるのをしっかりと見せなければいけない」と4位柏レイソル戦に臨んだ風間八宏監督。やはり“自信”の部分を強調した。「攻守ともに攻める。相手を崩し切るから、その後にすぐボールを奪取できて、また攻めれる。攻めの時間を増やさなければいけない。そのために大事なのは何か。一番は自信と強気」。

 好調・柏の“売り”のひとつである前線からのプレスが「連動している感じじゃなかった」(中村)こともあって、前半立ち上がりから川崎Fがボールを回して主導権を握った。「今日は僚太がよくボールを動かしてくれた」。中村はU-23日本代表のプレーメーカーMF大島僚太に賛辞を送る。「周りがすごく見えていた。彼がやってくれれば、下がんなくていい」。この日はトップ下に入った中村は、よりゴールに近い位置でプレーすることで、2点目と3点目の起点となった。チームを3試合ぶりの勝ち点3に導く活躍を見せた主将は、ボランチでプレーするときとの違いを「ボールにさわる回数が多くない分、すごく神経使う」と明かした。

 そして、柏の攻撃を停滞させたのは、川崎Fのプレスだった。中村は守備時には大久保とともに柏最終ラインにプレッシャーをかけ続けた。「結構きつかったけど、みんな走って、がんばった」。チームでつかんだ会心の勝利を背番号14は喜んでいた。

(取材・文 奥山典幸)

●[J1]第1ステージ第11節 スコア速報

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