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久々のボランチ起用となった福岡DF田村「ちょっと迷いがあった」

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[5.21 J1第1ステージ第13節 柏3-2福岡 柏]

 今季は最終ラインでの起用が多かったアビスパ福岡のDF田村友はこの日、久しぶりにボランチでの起用となったが「無駄な動きが多かった」と自身のパフォーマンスを反省した。

 前半は前半6分に先制点を許すなど押し込まれる時間帯が続いた福岡。その中でボランチに入った田村は、「守備のところでちょっと迷いがあった。前半は無駄な動きが多かった。無駄な動きをしてスペースをすごく与えてしまった。(ボールへの)行き方だったり、どこで取るかはっきりしないまま前半が終わってしまった」と感覚を取り戻す前半となってしまった。

「相手の決定機がたくさんあって、1点で抑えられたのは運が良かった」と語るように、福岡は1点ビハインドで迎えた後半は積極的な入りを見せると、後半11分と14分に立て続けに得点を奪い、一気に逆転。田村も「後半はじっとしようと思って、取りどころも入ってきたらしっかり行くというところを意識してやっていた。そこがうまくはまったところもあったし、うまく攻撃につながる部分もあった。後半の方が良かった」としっかり後半に改善し、攻守でチームに貢献した。

 しかし、終盤に2失点を喫し、福岡は2-3で敗れた。「後半のゲームを前半からすれば何の問題もなかった。そこのメンタリティや、やられているときにどう持っていくかというのが自分たちに備わっていない。ゲーム展開が悪い中で、自分たちもズルズル下がるのではなく、前に出ていく力もつけていなかないとJ1では苦しい」。福岡は現在17位と5年ぶりのJ1で苦戦を強いられており、第1ステージは残り5試合となった。「1試合1試合しっかり力を発揮してやっていくしかない」と田村は必死に前を向いた。

(取材・文 清水祐一)
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