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“ドキドキした”けど一呼吸…千葉MF井出、今季初得点に「ホッとしている」

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[5.22 J2第14節 千葉 3-2 岐阜 フクアリ]

 開幕スタメンを飾り、その後もコンスタントに出場機会を得ていたジェフユナイテッド千葉MF井出遥也。「毎試合のように決定機があった」ものの、ここまでの得点はゼロだった。しかし、岐阜戦で待望の今季初ゴールを記録した。

 前半5分にFWエウトンのゴールで先制した千葉は、攻撃の手を緩めず。同10分には井出に好機が訪れた。MF町田也真人のパスを受けたエウトンから、右サイドに開いた井出がボールを呼び込む。「ファーストタッチで良いところに置けたし、キックフェイントでしっかり相手を外せた」と鮮やかなフェイクで対面するDF磐瀬剛のマークを外した。

 あとはGK高木義成との1対1を残すのみだが、ここで慎重な姿勢を見せる。「冷静になろうと。少しドキドキしましたが、あそこで一呼吸置けたから決め切ることができた」。高木の動きを見極めて、右足を強振するのではなく、コースを狙ってきっちりとゴールに流し込んだ。

「そろそろゴールを決めないとという気持ちだったし、結構慌てていた」となかなか得点を奪えずに苦しんだが、ようやく自身の今季初ゴールが生まれた。「ホッとしていますが、ここで満足せずに、これを良いきっかけにして仕留める力を伸ばしていきたい」と今後の得点量産に意気込みを示した。

(取材・文 折戸岳彦)

●[J2]第14節 スコア速報

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