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久保断念で五輪メンバー入りのFW鈴木武蔵 「あいつの分まで」と奮闘誓う

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 立場は変わった。しかし、自分がやるべきことは変わらない――。

 FW久保裕也(ヤングボーイズ)の招集が断念されたことで、バックアップメンバーとして1日にチームに合流したFW鈴木武蔵(新潟)は、リオデジャネイロ五輪日本代表メンバー入りすることになった。

「複雑な気持ちではあります。けど久保の思いを考えると、やっぱりあいつの分まで頑張らなきゃと思う」。五輪出場を熱望しながらもチーム事情により、それが叶わなくなってしまった仲間の思いを背負って戦うと誓う。

 バックアップメンバーから五輪代表メンバーへ。立場は変わったものの、「バックアップのときからチームのためにできることをやろうと思っていたので、チームのためにできることをやるだけ」と五輪に臨む姿勢は変わらない。

 しかし、ピッチに立つ権利を得たからこそ、「せっかく巡って来たチャンスなので、やっぱりモノにしたい。メダルを取って帰ってきたい」と決意を新たに五輪に挑む。

(取材・文 折戸岳彦)

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