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ついに迎える初戦ナイジェリア戦 手倉森監督「何かやってくれそうな手応えを感じる」

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 翌日に初戦ナイジェリア戦を控えるリオデジャネイロ五輪日本代表の手倉森誠監督が3日、公式会見に出席した。

 7月22日にブラジル入りしてから約2週間。キャンプ地のアラカジュでは地元クラブのCSセルジッペと練習試合(△1-1)を、ゴイアニアに移動して五輪ブラジル代表と国際親善試合(●0-2)を行い、決戦の地マナウスに移動したチームがいよいよ本大会初戦を迎える。

 ブラジル戦は0-2というスコア以上の完敗だったが、手倉森監督は「あらゆるものがそろっていない中で、ああいうパフォーマンスだった」と振り返る。しかし、「スピードとキレが戻ってきている」と選手たちのコンディションが向上していることを確信。「楽しみにしているし、期待している。何かやってくれそうな手応えを感じています」とナイジェリア戦での躍動に期待を寄せる。

 会見の時点で対戦相手のナイジェリアは試合開催地となるマナウスには到着しておらず、当日入りで試合を行う強行スケジュールとなるが、指揮官は気を緩めることなどない。「ナイジェリアはこの大会でチャンピオンにもなった強豪国。相手がどうこうというのは頭に入れるなと選手に伝えた。まずは自分たちがやってきた準備に対して自信を持ち、確信を持って大会に入っていく」。

 試合展開は「序盤はスピーディーな展開になるだろうが、スピードの持久戦になれば日本に分がある」と予想。そして、「試合の入りはアグレッシブに、慎重にいき、最後に隙を突いて仕留められればと思う。メダルということを考えれば、初戦の勝ち点3が大きく、その後の可能性を高めてくれるはず」と初戦での必勝を誓った。

 ナイジェリア戦は現地時間4日21時(日本時間5日10時)にキックオフを迎える。

(取材・文 折戸岳彦)

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