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[MOM1859]興國GK岸夏駆(1年)_優勝決定戦でビッグセーブ連発!対戦相手から「止め過ぎやで」の褒め言葉も

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.25 関西U-16~Groeien(育てる)~2016第8節 神戸弘陵高 1-4 興國高 伊勢ヴィレッジA]

 試合後、対戦した神戸弘陵高の指導者から「止め過ぎやで」と笑顔で声を掛けられていた。興國高は後半に再三あったピンチをGK岸夏駆が連続セーブ。「止め過ぎ」と言われるほどのプレーでチームを勝利と優勝へ導いた。

 前半にコースを突いたミドルシュートをストップした岸は後半、至近距離からのヘディングシュートや、こぼれ球に反応した相手アタッカーのシュートをことごとくセーブ。「あれはシュート打たれる前の準備でゴールラインまで下がって、準備がしっかりできていたから最後身体が反応したと思います」。準備段階で相手アタッカーとの勝負の軸を引き寄せていたこと、また「DFもシュートブロックとか入ってくれて、DFがブロックできなかったところで失点少なく守れたから良かった」と語ったように、DF陣の助けもあって守り切ったことを強調していた。

 風巻和生コーチも「きょうはGK。フリーで打たれてもう一回触ったり、4-1だったけれど(彼の活躍がなければ)4-5で負けていたかもしれない」と賞賛。加えて、クロスへの対応も危なげなく、判断の良さ、キャッチングの正確さも披露するなどクオリティーの高いプレーとチームを勝たせるプレーの連続だった。

 本人は興國スタイルにより貢献できるGKを目指している。「クロスとかGKが止めるのも大事だと思うんですけど、それも伸ばしつつノイアーみたいにビルドアップもできるGKに。興國はパスサッカーなのでビルドアップのところが上手いGKになっていきたいです」と誓う。ビルドアップでも力を発揮できるGKへ。そして華麗に、また力強く勝つチームの守護神として全国のピッチに立つ。

(取材・文 吉田太郎)
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