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GK西川、背番号「7」梅崎に捧げる零封勝利「一緒に戦っている」

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[9.10 J1第2ステージ第11節 浦和 2-0 鳥栖 埼スタ]

 浦和レッズのGK西川周作が好セーブで、サガン鳥栖からゴールを守り切った。

「GKとして得点が入った後は集中しないといけない」。前半41分にMF宇賀神友弥の得点で先制した直後の同42分、FWムスタファ・エル・カビルと至近距離で1対1となるピンチを迎えたが、ヘディングシュートをパンチングで防いでゴールを守った。得点後のピンチに冷静に対応できたことを「今シーズンはそういうゲームが何回かあって、代表でもそういう経験がある。その経験が今日は生きた」と振り返った。さらに後半アディショナルタイムにはDF谷口博之の枠を捉えたダイビングヘッドを見事にセーブし、2-0の完封勝利へと導いた。

 2得点目の直後には背番号「7」のユニフォームを高々と掲げた。背番号7を背負うMF梅崎司は、8月31日のルヴァン杯準々決勝第1戦の神戸戦で負傷。左膝前十字靭帯損傷と診断され、今月8日に手術を行った。

「これからリハビリ生活も長くなって、色々考えることもあると思うけど、自分たちがしっかりプレーして、勇気付けるようなことをしていく必要がある。一緒に戦っているというところは見せたかった」

 梅崎の全治は約6か月の見込みと発表されており、来季の開幕に間に合うか微妙な状況だ。「またピッチで司にフィードできる日を楽しみにしながら、まずは今年しっかりと戦いたい」。守護神はピッチ上で結果を残し、ケガと戦う仲間へエールを贈り続ける。

(取材・文 佐藤亜希子)
●[J1]第2ステージ第11節 スコア速報

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