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東京Vが高木兄弟の活躍で5戦ぶり白星! 首位札幌のホーム無敗記録を止める

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[10.22 J2第37節 札幌1-2東京V 札幌ド]

 J2リーグは22日、第37節の2試合を行った。首位を走る北海道コンサドーレ札幌はホームで東京ヴェルディと対戦し、1-2で敗戦。J2ホーム戦連続負けなし記録が23試合でストップし、新記録樹立とはならなかった。

 立ち上がりは札幌のペースだった。前半6分、相手のクリアボールをPA手前で拾ったFW内村圭宏が右足アウトでボレーシュートを放つと、同10分にはPA左からFW都倉賢の左足シュートが右ポストを叩いた。同22分には、左CKからファーサイドのDF福森晃斗がヘッドで合わせたが、クロスバーに阻まれ、先制点とはならなかった。

 すると流れは徐々に東京Vに傾き、前半30分に均衡を破った。MF高木善朗のスルーパスで抜け出したFW高木大輔が角度はなかったが、PA右から右足シュートを突き刺し、東京Vが先制。「相手の背後が弱点だとわかっていたし、善朗と目が合っていいパスをくれたので、角度はなかったですけど、サポーターのみなさんの気持ち、チーム全体の気持ちが乗ったゴールだった」(高木大)。

 1点ビハインドで前半を終えた札幌は、後半も積極的な入りをみせた。同3分、右サイドからMFマセードがクロスを供給すると、都倉が打点の高いヘディングシュート。同10分には、PA右でボールを受けた内村が豪快に左足を振り抜くも、枠をとらえきれず、同点ゴールが遠い。

 すると、後半15分に東京Vが追加点を挙げる。高木大のパスを受けた高木善が浮き球パスをPA左に送ると、FWドウグラス・ヴィエイラが胸トラップから右足を振り抜き、ゴールネットを揺らした。守備でも、同25分に内村の決定的なダイレクトシュートを懸命に戻ったDF安在和樹がライン際でスーパークリア。体を張った守備で流れから得点を与えなかった。

 後半32分にはDF福森晃斗に鮮やかなFKを直接決められ、1点を返された東京Vだったが、終盤の札幌のパワープレーを耐え凌ぎ、2-1で逃げ切り勝利。高木兄弟の活躍で5試合ぶりの勝利を飾った。試合後のインタビューで、7月24日の第25節・群馬戦(1-2)以来の先発となった高木大は、「今日は前半45分で出し切るぐらいの気持ちでやろうと思っていた。コーチングスタッフを含めて18人みんなで戦った結果なので、その中でキャプテンをやらせてもらってうれしく思っている。少しでも上に行って、最後サポーターのみなさんに頑張ったと言ってもらえるように頑張りたい」と残りの試合へ意気込みを語った。


●[J2]第37節1日目 スコア速報

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