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[横山杯]公式戦のような迫力の攻防戦、市立船橋が鹿島学園封じて1-0勝利

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市立船橋高が1-0で接戦を制した

[12.28 横山杯1st(トップ)決勝第1グループ第2節 鹿島学園高 0-1 市立船橋高 ジャーニィー土合グラウンドA面(人工芝)]

 来年度の躍進を狙う強豪校の1、2年生たちが「サッカータウン波崎」で力を磨く「横山杯 第17回全国ユース招待サッカー大会」の1st(トップ)Divisionは28日に決勝リーグ1日目を行い、第1グループ第2節の鹿島学園高(茨城)対市立船橋高(千葉)戦は市立船橋が1-0で勝利。ともに1勝1敗で29日午前の最終節へ臨むことになった。

 まるで公式戦のような迫力ある攻防戦だった。前半は市立船橋がボールを保持。素早くサイドを変えると、数的同数、また優位な状況をチャンスに繋げる。17分にはMF金井満生のスルーパスからDFを振り切った左SB林俊介がクロス。これを逆サイドから走り込んだ右SB白田颯人が決定的な右足シュートへ持ち込み、その後も林と白田の“両翼”の突破力やFW松尾勇佑の球際での強さなどを活かしてゴールへ迫った。

 そして27分、市立船橋は左サイドへ展開すると、林が縦へ仕掛けてクロス。これをMF千葉隆希が左足で合わせて先制点を奪う。一方、鹿島学園は前半からDFラインを高く設定し、コンパクトな陣形の守備で対抗。そして後半はよりラインを押し上げ、セットプレー、ロングボールに複数の選手たちが走り込むような非常に迫力のある攻撃を繰り返した。

 最終ラインにCB2人を残して攻め込むなど、勝利に対する執念を感じさせるパワフルな攻撃の連続。後半26分には左CKから決定機を迎えたが、市立船橋DF陣にゴールライン手前でかき出され、30分に橋本優が放った右足FKは市船GK田中悠也のファインセーブに阻まれてしまう。鹿島学園は再三スペースを突かれてピンチを迎えながら、GK平田廉やCB對馬佳祐、CB金子大輔が好守を見せて食い下がったが、市立船橋は最後まで集中力が途切れず。1-0で勝利した。
 
 市立船橋の中盤で存在感を示したMF齋藤凱也は「最後追いつかれたら意味がない。練習試合ではない勝負のかかった試合で勝ち切ることを意識していた」と振り返る。今回のメンバーは選手権メンバーに食い込むことのできなかった選手たちだが、それでも来季期待の1、2年生。相手の猛攻に対し、絶対に折れるわけにはいかないという意地の勝利でもあった。

 今回は13人編成で1日2試合を戦っている市立船橋。指揮を執る波多秀吾コーチは「昨日までおとなしい印象もあったのですが、自分たちで気迫持って1点守るぞという声もあった。(試合を重ねる中で)上手く表現できなかった姿勢が表現できてきている」と目を細めていた。「チームとして勝つ、勝負にこだわるというのは大会前からチームの中で話し合っていました」と齋藤。勝負にこだわり、来季へ向けて横山杯で変わろうとしている市立船橋の1、2年生たちが掴んだ大きな白星だった。

(取材・文 吉田太郎)
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