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ブンデス2位ライプツィヒ、出場権を得ても来季のCLには参戦できず?UEFAが権利剥奪を検討

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ライプツィヒは現在ブンデスリーガで2位につける

 現在ブンデスリーガで2位につけるライプツィヒだが、来季のチャンピオンズリーグ(CL)に出場できない可能性が浮上しているようだ。オーストリア紙『ザルツブルガー・ナハリヒテン』が、UEFA(欧州サッカー連盟)が調査中だと報じている。

 今季初めてブンデスリーガ1部に参戦し、第21節消化時点で勝ち点45を獲得しているライプツィヒ。首位バイエルン・ミュンヘンを勝ち点差5ポイントで追い、3位ボルシア・ドルトムント、4位ホッフェンハイムには8ポイントの差をつけて2位に位置している。つまり、このままスランプに陥ることなくシーズンを終えれば、来季のCL本選への出場権を得て、欧州最高の舞台で各国の強豪と対戦することになるのだ。

 だが『ザルツブルガー・ナハリヒテン』によると、UEFAは現在、ライプツィヒ、そして今年に入ってからオーストリア・ブンデスリーガ1部の首位に浮上したFW南野拓実が所属するレッドブル・ザルツブルクの両クラブのうちの1クラブからCL出場権を剥奪する可能性を検討しているという。その理由は、同一のスポンサーや個人が運営する2クラブが同時に欧州のコンペティションに送り込まれることは許されないからである。

 飲料メーカーのレッドブル社の財政力により動かされてきたライプツィヒとザルツブルクだが、今季からはレッドブル・サッカー部門は重点をライプツィヒに置いている。ザルツブルクとは今はメインスポンサーとしての契約関係しか残していない。だが、複数の選手がザルツブルクからライプツィヒに渡る動きは今年1月にも続いており、UEFAはこの2クラブの独立性の調査を始めているとのことだ。

 なお、1クラブのCL出場権が剥奪されることになれば、それぞれの国内リーグで順位が低い方がその対象となる。当然まだそれぞれの最終順位は確定していないが、『ザルツブルガー・ナハリヒテン』によると、レッドブル社はシーズン終了後に届くことになるUEFAからの知らせに向けて”神経質”になっているという。

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