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香川、待望の今季初ゴール!!2戦連続アシストも記録し攻撃牽引

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後半36分に今季初ゴールを決めたMF香川真司

[4.4 ブンデスリーガ第27節 ドルトムント3-0ハンブルガーSV]

 ブンデスリーガは4日、第27節1日目を行い、MF香川真司の所属するドルトムントはホームでDF酒井高徳の所属するハンブルガーSVと対戦し、3-0で快勝した。公式戦5試合連続で先発した香川は4-3-3の右インサイドハーフでフル出場。1-0の後半36分に待望の今季リーグ戦初ゴールを決めると、後半アディショナルタイムにはダメ押しゴールもアシストした。2試合ぶりの先発となった酒井はダブルボランチの一角でフル出場した。

 ドルトムントが立ち上がりにセットプレーのチャンスを生かした。前半12分、香川がワンタッチのヒールパスでMFエムレ・モルに預け、そのリターンパスに抜け出そうとしたところでDFアルビン・エクダルに抑えられた。PA手前左45度の位置でFKを獲得した香川。これをMFゴンサロ・カストロが右足でゴール右隅へ直接流し込み、ドルトムントが先制に成功した。

 その後も香川がバイタルエリアで攻撃の起点となり、チャンスメイク。前半27分にはFWピエール・エメリク・オーバメヤンからパスを受けた香川が巧みなボールコントロールでDFをかわし、ヒールキックでオーバメヤンにラストパスを通す。GKと1対1になったオーバメヤンだが、シュートはGKレネ・アドラーが顔面でセーブ。絶好の追加点のチャンスを生かせなかった。

 1-0で折り返した後半もドルトムントがゲームの主導権を握る。後半13分、香川から横パスを受けたMFウスマン・デンベレがPA内で仕掛け、鋭い切り返しから右足を振り抜いたが、DFがブロック。同28分にも香川のスルーパスからオーバメヤンが決定機を迎えたが、右足のシュートはわずかにゴール左へ外れた。

 再三、ビッグチャンスをつくりながら2点目が遠いドルトムントだったが、背番号23が自ら勝利を決定づけるゴールを奪った。後半36分、自陣からのクリアボールを相手DFがキープしようとしたところにオーバメヤンが猛然とハイプレス。ボールを奪って左サイドを縦に突破すると、グラウンダーのクロスにファーサイドから香川がフリーで走り込み、右足で流し込んだ。

 昨年8月22日に行われたDFBポカール1回戦ではトリアー(4部)相手に2ゴールを決めていた香川だが、リーグ戦は待望の今季初ゴール。好調ぶりをゴールという形で結実させ、チームに貴重な追加点をもたらした。後半アディショナルタイムには自陣から香川が浮き球のパスを送り、オーバメヤンが最終ラインの背後を取ると、そのままPA内に持ち込み、左足で6戦連発となる今季25得点目を流し込んだ。香川の2試合連続となる今季4アシスト目で3-0とダメを押したドルトムントは2試合ぶりの勝ち点3を獲得。ホーム5連勝を飾った。

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