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香川離脱もなんの! 浅野「自分たちが出て結果を残す」

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鋭い動きを見せる日本代表FW浅野拓磨

 強気でチームの窮状を打破することを誓った。アキレス腱痛を抱えながらもシリア戦の後半18分から途中出場し、FW久保裕也に代わって右ウイングの位置でプレーした日本代表FW浅野拓磨(シュツットガルト)は、「ケガはあったけど、その影響はなかった」とコンディションに自信をのぞかせた。

 シリア戦では左インサイドハーフで先発したMF香川真司がプレー中に左肩を脱臼し、中東遠征を取りやめた。経験豊富な攻撃の核が1枚抜けるという厳しい状況。しかし、若きアタッカーにとっては、責任感が膨らむことこそあれ、ネガティブな要素ではない。

「チームとしては大変な状況ですが、悪い状況であるならば、自分たちが出て結果を残そうという気持ちで今日も練習に取り組んだ。チームとしては、マイナスということはないと思う」

 所属のシュツットガルトでは左サイドでプレーすることが多かったため、右ウイングでのプレーには難しさを感じているというが、短い時間で求められる動きや連携を上げていくためのイメージは、はっきりと持っている。

「左なら落ちてボールを受けることもあるけど、右なら前で構えてタイミングの中で裏を狙うことを意識している。前の意識、裏の意識、ゴールの意識。出るなら右だと思うので、つねにその意識を持ってやっていきたい」

 右ウイングは年齢の近い久保とのポジション争いになる。「自分の良さを出して勝負したい。プレーしながら改善し、最後のところの質を上げていきたい」。15年8月2日の東アジア杯北朝鮮戦で代表デビューを果たしてから1年10カ月。“ジャガー”は日本をW杯へ導くことに集中している。

(取材・文 矢内由美子)

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