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[総体]ユース取材ライター陣が推薦する総体予選注目の11傑vol.5

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土屋氏が推薦するGK平田周(國學院久我山高)

特集企画「ユース取材ライター陣が推薦する『全国高校総体予選注目の11傑』」

 ゲキサカでは熱戦展開中の平成29年度全国高校総体「はばたけ世界へ 南東北総体2017」サッカー競技都道府県予選の注目選手を大特集。「総体予選注目の11傑」と題し、ユース年代を主に取材するライター陣に総体予選注目の11選手を紹介してもらいます。第5回は(株)ジェイ・スポーツで『デイリーサッカーニュース Foot!』を担当する傍ら、東京都中心にユース年代のチーム、選手を取材、そしてゲキサカでコラム『SEVENDAYS FOOTBALLDAY』も連載中の土屋雅史氏による11名です。

土屋雅史氏「今回はピンポイントですが、今週末に幕を開ける東京の総体予選二次トーナメントに臨む選手たちの中から11傑を選出させていただきました。一昨年度は全国総体で関東一高がベスト4に進出。選手権でもやはり一昨年度に國學院久我山高が全国準優勝を果たしたかと思えば、駒澤大高も2年連続で全国8強まで勝ち上がるなど、明らかに東京勢の注目度が上がってきている印象があります。この11人の中から、真夏の東北でチームの躍進と共にブレイクする選手が出てくることを願っています」

以下、土屋氏選出の11名

GK平田周(國學院久我山高3年)
「全国準優勝を果たした1年時から一転、昨年度は早期敗退を余儀なくされた選手権予選を受け、『自分自身の中に悔しい感情を刻み込むために』今年の年始はあえて等々力まで出向き、1年前に対戦した青森山田高と東福岡高のゲームを観戦した。今シーズンはキャプテンにも任命されており、『パワフルでエネルギッシュな感じをチームに与えられたらいいのかなと思って』、チームを最後方から鼓舞し続けている」

DF小林陸玖(東海大高輪台高3年)
「ここ最近は空陸両面で『別格』(川島純一監督)のパフォーマンスが続き、特に空中戦の強さは無双状態に。他校の監督からも非常に評価の高い都内屈指のセンターバック。『出ているだけで何もできなかった』と自ら振り返る1年前の全国大会では途中交替を強いられ、チームも初戦敗退。『チームとしても果たせなかった1勝と、自分でも残してきた忘れ物を取りに行く』ため、さらなるレベルアップを誓う。

DF小野凌弥(関東一高3年)
「トップチームデビューは昨年度の選手権開幕戦。それでもサイドバックの位置で野洲高の攻撃陣に食らい付き、勝利の瞬間をピッチで味わったディフェンダーは今シーズンからキャプテンに。春先はコンディションも整わず、スタメン落ちも経験したが、前キャプテンの冨山大輔(専修大)から送られた『オマエは取り組む姿勢でチームを引っ張っていけ』という言葉を胸にしっかり復調。総体予選3連覇に対する覚悟は揺るがない」

DF尾前祥奈(実践学園高3年)
「T1リーグでは無敗で首位を快走中。加えて東京2位で関東大会の出場権も獲得するなど、前評判の高い今シーズンの実践学園高を最後尾で支えるセンターバックは、『チームが1つになれた時は嬉しいですし、みんなをまとめることにやりがいを感じます』と語る生粋のリーダー。中学時代にサッカー部の部長を経験し、高校入学後も学年の責任者を任されると、今年はそのままキャプテンに就任。チームスローガンの『心で勝負』を体現する熱い男」

MF三富嵩大(國學院久我山高3年)
「『久我山で14番というのは中心にならないといけないので、チームを勝たせる存在になりたい』と話す、昨年度のキャプテンを務めた名倉巧(琉球)から14番を引き継いだ久我山のコンダクター。『パスでテンポを作ったり、相手を剥がして前にどんどん推進力を持っていける所が特徴なのと、キックにも自信を持ってやっている』と自らのプレーを分析するボランチは、PKやFKも含めた得点力も大きな武器」

MF菅原克海(成立学園高3年)
「パスワークを重視する成立学園の中でも、『守備の所は自分が回りを動かしてという所で、球際とか自分が負けないようにしてセカンドボールを拾って、マイボールにするというのを意識しています』と語るボランチの菅原は存在感抜群。『言ったことを必ず実践しますからね』と宮内聡監督も絶対の信頼を寄せる彼が攻守にどれだけ機能するかは、チームの生命線と言っても過言ではない」

MF篠原友哉(関東一高3年)
「複数ポジションを高次元でこなすポリバレントさを生かし、チームが昨年度の夏と冬で経験した全国舞台の3試合にすべてスタメン出場を果たした篠原は、今シーズンから『自分でも『着けたいな』と思っていた番号』の10番を託され、ポジションもボランチに固定。『去年の経験を生かさないとチームが強くならないので、高い意識を持ってやろうとしている』と語るなど、最上級生となったこの1年に懸ける想いがプレーの端々に滲み出ている」

MF三浦颯太(帝京高2年)
「昨年は入学早々の関東大会予選からレギュラーに抜擢されるなど、大きな期待を寄せられていたものの、選手権予選ではスーパーサブとしての起用にとどまり、チームも決勝で敗退。迎えた今シーズンは得意の左足に磨きが掛かり、巧みなゲームメイクはもちろん、ミドルシュートにも一層のパンチ力が。『チームの心臓みたいな選手なのでバルサのブスケツが好き』という三浦の存在は、7年ぶりの全国を目指すカナリア軍団の中でも絶対に欠かせない」

FW前原龍磨(実践学園高3年)
「『スピードには自信があります』と言い切る快足ドリブラー。その切れ味鋭いドリブルは先日まで開催されていた関東大会でも十分通用していたが、以前から『点が取れない試合があると悔しいので、もっと点を取りたいし、個人で打開する力ももっと欲しい』と話す向上心の塊に満足する様子はない。『自主練でずっとやっているカットインからニアへのシュート』は一見の価値あり。

FW宮脇有夢(早稲田実高3年)
「今大会のダークホースにも挙げられる早稲田実高で10番を背負う万能系アタッカー。代表校となる関東一高を最後まで苦しめた昨年度の選手権予選でも、今シーズンの東京を席巻している実践学園高に惜敗した関東大会予選でも、共に素晴らしいゴールを記録。きっちりボールを収める能力も非常に高く、“ワクワク感”に溢れているスケールの大きなプレーが魅力。なお、平塚学園の早坂翼は湘南ベルマーレU-15平塚時代のチームメイト」

FW塚原智也(東海大高輪台高1年)
「昨年度の全国総体出場校に彗星のごとく現れた1年生ストライカー。一次トーナメント初戦の海城戦で先制ゴールをマークすると、ブロック決勝の都立狛江戦でも2試合連続の先制弾を頭で叩き込み、チームの二次トーナメント進出へ大きく貢献。川島純一監督も『飄々としているけど、アレは点取り屋ですよ』と高評価を与えており、連続出場を狙う高輪台のラストピースとして、得点感覚という特殊能力を遺憾なく発揮している」

■執筆者紹介:
土屋雅史
「(株)ジェイ・スポーツに勤務。Jリーグ中継担当プロディーサーを経て、『デイリーサッカーニュース Foot!』を担当。群馬県立高崎高3年時にはインターハイで全国ベスト8に入り、大会優秀選手に選出。ゲキサカでコラム、『SEVENDAYS FOOTBALLDAY』を連載中。著書に「メッシはマラドーナを超えられるか」(亘崇詞氏との共著・中公新書ラクレ)。」

●【特設】高校総体2017



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