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互いにGL突破を決められず…チリがサンチェスの先制点もドイツが追いついてドロー決着

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アレクシス・サンチェスが先制点もドイツが追いついてドロー決着

[6.23 コンフェデ杯GL第2節 ドイツ1-1チリ カザン]

 コンフェデレーションズ杯は22日、グループリーグ第2節2日目を行った。カザン・アリーナではB組のドイツ代表(W杯王者)とチリ代表(南米王者)が対戦し、1-1で引き分けた。最終節は25日に行われ、ドイツはカメルーン、チリはオーストラリアと対戦する。

 直前の試合でカメルーン対オーストラリアが引き分けに終わったため、勝利したチームのグループリーグ突破が決まる重要な一戦。ドイツは19日のオーストラリア戦から4人を変更し、GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンやMFエムレ・カンらが先発に名を連ねた。対するチリは18日のカメルーン戦から2人を変更。足首の状態が心配されたFWアレクシス・サンチェスとMFパブロ・エルナンデスが起用された。

 試合は開始早々に動いた。チリは前半6分、DFシュコドラン・ムスタフィのパスを奪ったサンチェスがMFアルトゥーロ・ビダルとのワンツーでPA左に侵入し、左足でニアに突き刺し先制。前節、途中出場で2得点を演出したエースが、コンフェデ通算400得点目のメモリアルゴールを決めた。

 攻めあぐねる若手主体のドイツは前半15分、右サイドからDFマティアス・ギンターがグラウンダーのクロスを入れ、MFラース・シュティンドルが右足ダイレクトで狙うがGKジョニー・エレーラにキャッチされる。チリも20分、PA手前でこぼれたボールに反応したFWエドゥアルド・バルガスが右足で強烈なシュート放ったが、惜しくもクロスバーを叩いた。

 前半はこのままチリのリードで終えるかと思われたが、W杯王者が少ないチャンスをモノにした。前半41分、カンのスルーパスに反応したDFヨナス・ヘクターがPA左から中央に折り返し、シュティンドルが右足で押し込んで1-1。ドイツが前半のうちに同点に追いついた。

 後半の立ち上がりもチリが積極的な入りをみせたが、25分にDFガリー・メデルが交代を訴え、DFパウロ・ディアスとの交代を余儀なくされた。一方のドイツは徐々にらしいパスワークが出てくると、28分にPA右からシュティンドルが右足シュート。これはGKエレーラに止めらたが、ドイツが相手陣内でパスを回す時間が長くなっていった。

 しかし互いに後半はなかなかチャンスが訪れず、1-1のままタイムアップ。ドイツは交代カードを1つも使うことなく、引き分けに終わった。


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