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橋本拳人に訪れた決定機…阻んだのは先輩・高橋秀人「“よっち”や“佑都くん”に近いものを…」

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前半11分、神戸MF高橋秀人がFC東京MF橋本拳人の突破をスライディングで阻んだ

[8.13 J1第22節 FC東京1-0神戸 味スタ]

 今季4得点のFC東京MF橋本拳人ヴィッセル神戸戦で、キャリアハイの5点目を狙って2度の決定機を迎えたが、いずれもMF高橋秀人の体を張った守備で防がれた。

 高橋は今季、2008年の特別指定選手登録から9年弱にわたって所属したFC東京から神戸に完全移籍し、この日が味スタ凱旋試合。橋本にとってはFC東京U-15深川時代から昨季までの足掛け約7年、同じ時期に“青赤”のユニフォームに身を包み、似通ったポジションを主戦場とした偉大な先輩との“再会戦”となった。

 1回目のチャンスは後半11分、中盤でボールを受けた橋本がMF東慶悟とのワンツーでPA内に抜け出すと、落ち着いたトラップでシュートモーションへ入った。ところが、素早い反応で追い付いた高橋が正確なスライディングでクリア。貴重な先制点を挙げられなかった橋本はしばらくピッチに仰向けになり、地面を叩いて悔しがった。

 2回目は後半31分。途中出場のFWピーター・ウタカが絶妙なスルーパスを右サイドに展開し、ボールを受けたDF室屋成が飛び出してきたGKキム・スンギュを避けながらマイナス方向にクロス。ゴール前に走り込んだ橋本が無人のゴールへシュートを放ったが、またも高橋が足を伸ばしてブロックした。橋本は呆然と頭を抱えた一方、高橋からはガッツポーズが飛び出した。

 試合後、橋本は「あんまり意識はしていなかったですけど」と前置きした上で、「自分の中で行けると思ったところを止められたので、ああいう予測の部分はさすがだなと思います。秀くん(高橋)に止められたというのは悔しかったです」と振り返った。

 その上で「たくさんのことを教えてもらったし、たくさんのことを話した選手。練習に取り組む姿勢、サッカーに対する気持ちを教えてもらいました。そういったプロフェッショナルな姿勢は、ずっと見せてもらっていたので、やっぱりお手本とする選手です」と、6つ年上の先輩を素直に仰ぎ見ていた。

 一方の高橋は、自身のファインプレーにも「あれはギリギリのところだったので、身体を投げ出しただけ。本来であれば、ああいう形になる前に阻止しないといけない」と厳しい表情。それでも橋本については「拳人は若いときから、人のいいところを盗む能力に長けていた。『どういうトレーニング方法があるんですか』、『こんな場面ではどういうことを考えているんですか』と聞き入れる意識を持って努力することで、成長してきたタイプの選手」と評価していたという。

 さらに「そのあたりの謙虚な姿勢は、よっち(武藤嘉紀)とか、佑都くん(長友佑都)に近いものを持っている」と、FC東京出身の日本代表選手を引き合いに出した賛辞も。最後は「彼がいま、FC東京の中心選手として活躍していることが僕としてはうれしいことだし、それはチームにとっても、FC東京というクラブにとっても良いことだと思います」と後輩の成長に目を細めていた。

(取材・文 竹内達也)
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