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“ギリギリ”で抜け出した浦和FW武藤「アウェーゴールを前向きに捉えたい」

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アウェーゴールを奪った浦和レッズFW武藤雄樹

[8.23 ACL準々決勝第1戦 川崎F3-1浦和 等々力]

 苦しい展開が続く中、一矢を報いるゴールを叩き込んだ。浦和レッズFW武藤雄樹は「アウェーゴールを一つ取れたことは前向きに捉えたい」と気丈に語った。

 ベンチスタートとなった武藤に出番が巡って来たのは、1点を先行されて折り返した後半開始からだった。しかし、なかなか攻撃のリズムを作れず、後半15分には川崎Fに追加点を献上してしまう。「ゼロで進められれば良かったけど、失点してしまった。とにかくアウェーゴールをしっかり取ろう」と虎視眈々と好機を伺っていた。

 そして、後半31分に武藤に好機が訪れる。中盤でボールを受けたMF青木拓矢が顔を上げると、一気に最終ラインの裏へと走り込む。「裏のスペースは常に狙っている。相手との駆け引きの中でオフサイドなのかギリギリのところだったと思う」。その言葉どおり、タイミングはギリギリ。だが、副審のフラッグは上がらず。足を止めた相手選手に対してプレーを続けた武藤は、左足シュートでネットを揺らしてアウェーゴールを奪取した。

「うまく抜け出すことができたし、青木選手がしっかりパスを届けてくれたので、決められて良かった」

 後半40分に3失点目を喫してしまい、アウェーで1-3の敗戦。しかし、下は向かない。「アウェーゴールは大きなポイントになると思う。ホームで戦えるアドバンテージを生かし、自分たちを信じて一丸となって頑張りたい」と9月13日にホームで行われる第2戦に向けて視線を移した。

(取材・文 折戸岳彦)

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