beacon

武藤、渾身ボレーもマインツ開幕連敗…浅野途中出場のシュツットが1部復帰後初勝利

このエントリーをはてなブックマークに追加

日本代表に復帰したFW武藤嘉紀だが開幕から2試合連続ノーゴールに終わった

[8.26 ブンデスリーガ第2節 シュツットガルト1-0マインツ]

 ブンデスリーガは26日、第2節2日目を行い、FW浅野拓磨の所属するシュツットガルトはホームでFW武藤嘉紀所属のマインツと対戦し、1-0で競り勝った。浅野は今季初のベンチスタートとなり、後半18分から途中出場。武藤は1トップで開幕から2試合連続のフル出場を果たしたが、2戦連続の不発に終わり、昨年10月以来の復帰となった日本代表合宿へ弾みを付けることはできなかった。

 開幕戦に続いて1トップで先発した武藤は前線で攻撃の起点となるが、なかなか自らフィニッシュに持ち込む形をつくれない。ホーム開幕戦で今季初勝利を目指すシュツットガルトが徐々にマインツを押し込み、確実にチャンスをつくっていった。

 スコアレスで折り返した後半8分、シュツットガルトはDFデニス・アオゴの左CKにDFホルガー・バトシュトゥバーが豪快なダイビングヘッドで飛び込み、ゴール左隅に突き刺した。今季、シャルケから加入したアオゴ、バイエルンから加入したバトシュトゥバーの新戦力コンビで先制点を奪った。

 1点リードの後半18分からは浅野がピッチへ。3-4-3の左シャドーの位置に入ると、積極的に動いてチャンスに絡む。直後の19分、FWシモン・テロッデのポストプレーからMFチャドラック・アコロの右クロスに浅野がヘディングで合わせたが、クロスバーを越えた。同21分には左サイドからドリブルでカットインし、右足でミドルシュート。投入直後から果敢にプレーしたが、わずかに枠を捉えられなかった。

 マインツは後半26分からMFアレクサンドル・マキシムに代えてFWケナン・コドロを投入し、武藤とコドロの2トップにシステムを変更する。しかし、なかなか流れを変えられず、シュツットガルトは後半34分、浅野のスルーパスに抜け出したテロッデがPA内でDFジュリオ・ドナーティ、GKレネ・アドラーと交錯し、転倒。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)からの助言も受け、主審はPKを宣告した。

 ところが、この絶好の追加点のチャンスでテロッデのキックは左ポストを直撃。試合を決定づける2点目を決めることはできなかったが、シュツットガルトがそのまま1-0で逃げ切り、開幕2戦目で1部復帰後初勝利となる今季初白星を飾った。

 マインツは後半アディショナルタイム、右クロスをファーサイドの武藤が胸トラップし、渾身の右足ボレー。シュートはジャストミートしたが、GKロン・ロバート・ツィーラーが横っ飛びのスーパーセーブを見せ、同点に追いつくことはできなかった。チームとしても2試合連続の無得点。開幕2連敗となった。

●海外組ガイド
●ブンデスリーガ2017-18特集

TOP