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内田が移籍後初のベンチ入り、恩師の“配慮”に「ありがたい」と感謝

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ウニオン・ベルリン移籍後初のベンチ入りを果たしたDF内田篤人

[8.27 ブンデスリーガ2部第4節 ウニオン・ベルリン1-1ビーレフェルト]

 シャルケからウニオン・ベルリンに移籍したDF内田篤人が27日にホームで行われたブンデスリーガ2部第4節のビーレフェルト戦にベンチ入りした。出場機会はなかったが、加入直後のメンバー入りに「ベンチに入れてくれただけでもありがたい」と感謝。試合は1-1の引き分けだった。

 後半開始直後の1分に先制を許すも、後半10分にウニオン・ベルリンが追いつく展開。1-1の同点が続く中、サイドバックの途中出場は「今日は難しかった」と感じていた。「DFラインを変えるのはある程度余裕がないとできないし、接戦だとどうしても相手のロングボールが増える。俺よりもデカいフォワードがいたし、だから今日はないかなと」と冷静に試合を見つめた。

 出番はなかったものの、ベンチ入りしただけでも収穫はあった。「(この試合のあと代表ウィークでリーグ戦が)空くから、そこでちゃんと練習してからベンチに入るほうが堅実という考えもあるだろうけど、(今日ベンチに)入れてくれて雰囲気も見れたし、こういう選手がああいうプレーをするというのも分かった。なかなか俺は分からないからありがたい」。シャルケ時代の恩師でもあるイェンス・ケラー監督の“配慮”に「監督は俺のことを知ってくれているから、性格もね」と素直に感謝した。

 チームメイトの特徴、チーム戦術の把握もこれからだ。「戦術練習はやった。言っていることは分かるし、4バックだからそんなに新しいことはないけど、こっちは左利きなのか右利きなのか、速いのかどうかとかも分からないから楽しいですよ」。新天地での毎日を楽しんでいる29歳のサイドバックは「シャルケで見ていてもそうだったけど、移籍してきた選手は練習でうまくいかないときもある。俺がシャルケに入ったときもそうだったし、シャルケに7年いて、いろんな選手が入れ替わり入ってきたけど、あんなにいい選手でも最初は難しいんだなと感じることもあった。自分もそういう中でやっていくんじゃないかな」と、前向きに捉えていた。

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