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山形内定の筑波大FW北川柊斗が技ありの股抜きゴール

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前半26分、筑波大FW北川柊斗が右足で同点ゴール

[9.4 総理大臣杯2回戦 筑波大4-2(延長)中京大 J-GREEN堺]

 8月22日に来季のモンテディオ山形加入内定が発表された筑波大FW北川柊斗(4年=名古屋U18)が、総理大臣杯初戦で同点ゴールを決めた。

 先制されて迎えた前半26分、「今シーズン、ゴールはコンスタントに獲れていたのでいいイメージがあった」という北川は、タイミングの良い動き出しでMF近藤太(4年=真岡高)の浮き球パスを引き出すとGKと1対1に。そして冷静にGKの股間を射抜く右足シュートを決めた。

 浮き球を胸でコントロールしてから、DFのプレッシャーよりも一瞬速く右足アウトサイドで決めたファインゴール。北川は「GKを冷静に見れたのは大きかったですね。(GKが)196cmということで股抜きという選択を冷静に出来たのは良かった」と瞬時の判断が求められるゴール前で、正確な判断と技術でゴールを破ったことについて素直に喜んでいた。

 本人は背後への動き出しや、クロスに合わせてのシュートなどからゴールを奪えている一方で、自身の持ち味であるドリブルで仕掛けてからのゴールも増やしたい考え。全国大会初戦のゴールに満足することなく、より良さを発揮してチームの勝利に貢献する意気込みだ。

 今大会、今後も山形のサポーターにも伝わるような活躍をすることができるか。「とりあえず結果。自分が点取れば結果に繋がる。山形のサポーターも見てくれていると思いますし、今は筑波大学蹴球部の一員なので、その勝利のために全力を尽くす」と北川。天皇杯でJクラブ3連破を果たし、注目度を高めている筑波大のチームリーダーがチームのためにゴールを目指す。

(取材・文 吉田太郎)
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